16.4. Kafka Exporter の実行
Kafka Exporter は、AMQ Streams のインストールに使用されるダウンロードアーカイブが提供されます。
これを実行して、Grafana ダッシュボードで表示するために Prometheus メトリクスを公開できます。
この手順では、Grafana ユーザーインターフェースにアクセスでき、Prometheus がデータソースとしてデプロイされ、追加されていることを前提とします。
手順
適切な設定パラメーター値を使用して Kafka Exporter スクリプトを実行します。
./bin/kafka_exporter --kafka.server=<kafka-bootstrap-address>:9092 --kafka.version=2.8.0 --<my-other-parameters>
パラメーターには、
--kafka.server
など、二重のハイフン規則が必要です。表16.4 Kafka Exporter 設定パラメーター オプション 説明 デフォルト kafka.server
Kafka サーバーのホスト/ポストアドレス。
kafka:9092
kafka.version
Kafka ブローカーのバージョン。
1.0.0
group.filter
メトリクスに含まれるコンシューマーグループを指定する正規表現。
.*
(all)topic.filter
メトリクスに含まれるトピックを指定する正規表現。
.*
(all)sasl.<parameter>
ユーザー名とパスワードを使用して SASL/PLAIN 認証を使用して Kafka クラスターで有効にし、接続するパラメーター。
false
tls.<parameter>
TLS 認証を使用して Kafka クラスターへの接続を可能にするパラメーター。オプションの証明書とキー。
false
web.listen-address
メトリクスを公開するポートアドレス。
:9308
web.telemetry-path
公開されるメトリクスのパス。
/metrics
log.level
指定の重大度 (debug、info、warn、error、fatal) 以上でメッセージをログに記録するためのログ設定。
info
log.enable-sarama
Sarama ロギングを有効にするブール値(Kafka Exporter によって使用される Go クライアントライブラリー)。
false
legacy.partitions
メトリクスが非アクティブなトピックパーティションやアクティブなパーティションからフェッチできるようにするブール値。非アクティブなパーティションのメトリクスを返す場合は、
true
に設定します。false
プロパティーの詳細は、
kafka_exporter --help
を使用できます。Kafka Exporter メトリクスを監視するように Prometheus を設定します。
Prometheus の設定に関する詳細は、Prometheus のドキュメント を参照してください。
Grafana を有効にして、Prometheus によって公開される Kafka Exporter メトリクスデータを表示します。
詳細は、「Grafana での Kafka Exporter メトリクスの変更」を参照してください。