第4章 Kafka の設定
Kafka はプロパティーファイルを使用して静的設定を保存します。推奨される設定ファイルの場所は /opt/kafka/config/server.properties
です。設定ファイルは kafka
ユーザーが読み取りできる必要があります。
AMQ Streams には、製品のさまざまな基本的な機能と高度な機能を記述する設定ファイルの例が含まれています。AMQ Streams インストールディレクトリーの config/server.properties
を参照してください。
本章では、最も重要な設定オプションを説明します。サポートされる Kafka ブローカー設定オプションの完全リストは、「付録A ブローカー設定パラメーター」を参照してください。
4.1. ZooKeeper
クラスターの連携 (たとえば、どのノードをどのパーティションのリーダーにするかを決定する場合など) に加えて、Kafka ブローカーには、設定の一部を格納するために ZooKeeper が必要になります。ZooKeeper クラスターの接続の詳細は、設定ファイルに保存されます。zookeeper.connect
フィールドには、zookeeper クラスターのメンバーのホスト名およびポートのコンマ区切りリストが含まれます。
以下に例を示します。
zookeeper.connect=zoo1.my-domain.com:2181,zoo2.my-domain.com:2181,zoo3.my-domain.com:2181
Kafka はこれらのアドレスを使用して ZooKeeper クラスターに接続します。この設定により、すべての Kafka znodes
が ZooKeeper データベースのルートに直接作成されます。そのため、このような ZooKeeper クラスターは単一の Kafka クラスターに対してのみ使用できます。複数の Kafka クラスターが単一の ZooKeeper クラスターを使用するように設定するには、Kafka 設定ファイルの ZooKeeper 接続文字列の最後にベース (プレフィックス) パスを指定します。
zookeeper.connect=zoo1.my-domain.com:2181,zoo2.my-domain.com:2181,zoo3.my-domain.com:2181/my-cluster-1