8.2.2. crwctl の使用による CodeReady Workspaces インスタンスの SFTP バックアップサーバーへのバックアップ
crwctl を使用して CodeReady Workspaces インスタンスのバックアップスナップショットを作成し、スナップショットを設定済みの SFTP バックアップサーバーに送信できます。これには、コマンドラインオプションを指定して crwctl を実行するか、環境変数を設定します。
8.2.2.1. コマンドラインオプションが搭載された crwctl を使用した CodeReady Workspaces インスタンスの SFTP バックアップサーバーへのバックアップ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
CodeReady Workspaces インスタンスのバックアップスナップショットを作成し、スナップショットを設定済みの SFTP バックアップサーバーに送信するには、コマンドラインオプションを指定して crwctl を実行します。
この手順では、ユーザーのワークスペースに保存されているソースコードはバックアップされません。ユーザーのワークスペースに保存されているソースコードをバックアップするには、永続ボリュームのバックアップを参照してください。
前提条件
-
crwctl
をインストールしている。 - SFTP バックアップサーバーを設定しておく。「サポート対象の Restic 互換バックアップサーバー」 を参照してください。
手順
以下の引数を指定して
crwctl server:backup
コマンドを入力します。crwctl server:backup \ --repository-url=<repository_url> \ --repository-password=<repository_password> \ --ssh-key-file=<ssh_key_file>
$ crwctl server:backup \ --repository-url=<repository_url> \
1 --repository-password=<repository_password> \
2 --ssh-key-file=<ssh_key_file>
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--repository-url
または-r
オプションを使用して、引数として指定するバックアップリポジトリーの URL。バックアップリポジトリーの URL の構文:sftp:<user>@<host>:/<repository_path_on_sftp_server>
SFTP サーバーのリポジトリーパスの例:/srv/restic-repo
リポジトリー URL 構文の詳細は、Restic Documentationを参照してください。- 2
--repository-password
または-p
オプションを使用して引数として指定するバックアップリポジトリーパスワード。- 3
- SFTP サーバーで認証するための SSH 秘密鍵ファイルへのパス。
ヒント最後に使用されたバックアップサーバー情報は、CodeReady Workspaces クラスター内の Secret に保存されます。同じバックアップサーバーを常に使用するには、
crwctl server:backup
コマンドで--repository-url
および--repository-password
オプションを一度だけ入力し、それ以降はcrwctl server:backup
またはcrwctl server:restore
の入力時に省略できます。入力したコマンドの出力を確認します。以下に例を示します。
... ✔ Scheduling backup...OK ✔ Waiting until backup process finishes...OK Backup snapshot ID: 9f0adce2 Command server:backup has completed successfully in 00:10.
... ✔ Scheduling backup...OK ✔ Waiting until backup process finishes...OK Backup snapshot ID: 9f0adce2 Command server:backup has completed successfully in 00:10.
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