8.8. PostgreSQL のバックアップ
CodeReady Workspaces サーバーは、CodeReady Workspaces の状態に関するデータの永続化に、PostgreSQL データベースを使用します。これには、ユーザーアカウント、ワークスペース、設定についての情報、およびその他の詳細情報が含まれます。
8.8.1. 外部 PostgreSQL の設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
デフォルトで、CodeReady Workspaces Operator は内部 PostgreSQL データベースのデプロイメントを作成して管理します。ただし、CodeReady Workspaces Operator はバックアップやリカバリーなどの完全なライフサイクル機能をサポートしません。
ビジネスクリティカルな設定では、以下のように設定した、外部 PostgreSQL データベースを使用する必要があります。
- 高可用性 (HA) およびポイントインタイムリカバリー (PITR: Point In Time Recovery)
- オンプレミスまたは Amazon Relational Database Service(Amazon RDS) などのクラウドサービスの使用
たとえば、Amazon RDS を使用すると、通常の、およびオンデマンドのスナップショットを使用して、回復性のある障害復旧ストラテジーの Multi-Availability Zone 設定で実稼働データベースをデプロイできます。
設定例を以下に示します。
パラメーター | 値 |
---|---|
インスタンスクラス | db.t2.small |
vCPU | 1 |
RAM | 2 GB |
Multi-az | true、2 つのレプリカ |
エンジンのバージョン | 9.6.11 |
TLS | enabled |
自動化されたバックアップ | 有効 (30 日) |
外部 PostgreSQL データベースを設定して、その設定済みの外部 PostgreSQL データベースを使用するように CodeReady Workspaces を設定してワークスペースのメタデータおよびユーザー情報を永続化することができます。