3.8. VDO 圧縮の測定
この手順では、VDO テストボリュームで VDO データ圧縮の効率をテストします。
前提条件
- 新たに作成した VDO テストボリュームがマウントされている。詳細は、「VDO テストボリュームの作成」 を参照してください。
手順
VDO テストボリュームで重複排除を無効にして圧縮を有効にします。
# vdo disableDeduplication --name=vdo-test # vdo enableCompression --name=vdo-test
VDO ボリュームを同期して、未完了の圧縮を完了します。
# sync && dmsetup message vdo-test 0 sync-dedupe
転送する前に VDO 統計を調べます。
# vdostats --verbose | grep "blocks used"
data blocks used
とlogical blocks used
の値を書き留めます。-
VDO は、ファイルシステムのオーバーヘッドと、実際のユーザーデータを最適化します。
logical blocks used
からdata blocks used
を引いて、空のファイルシステムの圧縮により削減された 4 KiB ブロックの数を計算します。 /lib
ディレクトリーの内容を VDO ボリュームにコピーします。# cp --verbose --recursive /lib /mnt/vdo-test ... sent 152508960 bytes received 60448 bytes 61027763.20 bytes/sec total size is 152293104 speedup is 1.00
コピーしたデータの合計サイズを記録します。
Linux キャッシュと VDO ボリュームを同期します。
# sync && dmsetup message vdo-test 0 sync-dedupe
VDO 統計を再検証します。
# vdostats --verbose | grep "blocks used"
logical blocks used
とdata blocks used
を確認します。次の式を使用して、圧縮により削減されたバイト量を計算します。
saved_bytes = (logical_blocks_used - data_blocks_used) * 4096
クリーンアップ手順
- 「VDO テストボリュームのクリーンアップ」 の説明に従って、VDO テストボリュームを削除します。