第7章 Web コンソールを使用した Virtual Data Optimizer ボリュームの管理
RHEL 8 Web コンソールを使用して、VDO (Virtual Data Optimizer) を設定します。
以下の方法について説明します。
- VDO ボリュームの作成
- VDO ボリュームのフォーマット
- VDO ボリュームの拡張
前提条件
- RHEL 8 Web コンソールをインストールし、アクセスできる。詳細は、Web コンソールのインストールおよび有効化 を参照してください。
-
cockpit-storaged
パッケージがシステムにインストールされている。
7.1. Web コンソールでの VDO ボリューム
Red Hat Enterprise Linux 8 では、Virtual Data Optimizer (VDO) がサポートされます。
VDO は、以下を組み合わせたブロック仮想化テクノロジーです。
- 圧縮
- 詳細は、LVM-VDO ボリュームの圧縮設定の変更を 参照してください。
- 重複排除
- 詳細は、LVM-VDO ボリュームの重複排除設定の変更を 参照してください。
- シンプロビジョニング
- 詳細は、シンプロビジョニングボリューム (シンボリューム) の作成と管理 を参照してください。
このような技術を使用して、VDO は、以下を行います。
- ストレージ領域をインラインに保存します。
- ファイルを圧縮します。
- 重複を排除します。
- 物理ストレージまたは論理ストレージが提供するサイズよりも多くの仮想領域を割り当てることができます。
- 拡大して仮想ストレージを拡張できます。
VDO は、さまざまなタイプのストレージに作成できます。RHEL 8 Web コンソールでは、以下に VDO を設定できます。
LVM
注記シンプロビジョニングされたボリュームに VDO を設定することはできません。
- 物理ボリューム
- ソフトウェア RAID
ストレージスタックにおける VDO の配置の詳細は、System Requirements を参照してください。
関連情報
- VDO の詳細は、Deduplicating and compressing storage を参照してください。