4.2. pcp-zeroconf パッケージのインストール (推奨)
クラスターを設定する際に、PCP (Performance Co-Pilot) ツールの pcp-zeroconf
パッケージをインストールすることが推奨されます。PCP は、RHEL システムに推奨される Red Hat の resource-monitoring ツールです。pcp-zeroconf
パッケージをインストールすると、PCP を実行してパフォーマンス監視データを収集して、フェンシング、リソース障害、およびクラスターを中断するその他のイベントの調査に役立てることができます。
PCP が有効になっているクラスターデプロイメントには、/var/log/pcp/
を含むファイルシステムで PCP が取得したデータ用に十分な領域が必要です。PCP による一般的な領域使用はデプロイメントごとに異なりますが、通常 pcp-zeroconf
のデフォルト設定を使用する場合は 10Gb で十分であり、環境によっては必要な量が少なくなることがあります。一般的なアクティビティーの 14 日間におけるこのディレクトリーの使用状況を監視すると、より正確な使用状況の概算値が得られます。
手順
pcp-zeroconf
パッケージをインストールするには、次のコマンドを実行します。
# dnf install pcp-zeroconf
このパッケージは pmcd
を有効にし、10 秒間隔でデータキャプチャーを設定します。
PCP データを確認する方法は、Red Hat カスタマーポータルの Why did a RHEL High Availability cluster node reboot - how can I prevent it again を参照してください。