第1章 AWS DynamoDB Sink
AWS DynamoDB サービスにデータを送信します。送信されたデータは、指定された AWS DynamoDB テーブルのアイテムを挿入/更新/削除します。
アクセスキー/シークレットキーは、AWS DynamoDB サービスに対する基本的な認証方法です。Kamelet は以下のオプション 'useDefaultCredentialsProvider' も提供するため、これらのパラメーターはオプションとなります。
デフォルトの認証情報プロバイダーを使用する場合、AWS DynamoDB クライアントはこのプロバイダーを通して認証情報を読み込み、静的な認証情報を使用しません。このため、この Kamelet では、アクセスキーとシークレットキーを必須パラメーターとしていません。
この Kamelet は、ボディーとして JSON フィールドを想定しています。JSON フィールドとテーブルの属性値とのマッピングはキーで行われるので、以下のような入力があった場合は、
{"username":"oscerd", "city":"Rome"}
Kamelet は、指定された AWS DynamoDB テーブルにアイテムを挿入/更新し、属性 'username' と 'city' をそれぞれ設定します。JSON オブジェクトには、項目を定義する主キー値を含む必要があることに注意してください。
1.1. 設定オプション
次の表は、aws-ddb-sink
Kamelet で利用できる設定オプションをまとめたものです。
プロパティー | 名前 | 説明 | 型 | デフォルト | 例 |
---|---|---|---|---|---|
region * | AWS リージョン | 以下に接続する AWS リージョン | string |
| |
table * | テーブル | 参照する DynamoDB テーブルの名前 | string | ||
accessKey | アクセスキー | AWS から取得したアクセスキー | string | ||
operation | 操作 | 実行する操作 (PutItem、UpdateItem、DeleteItem のいずれか)。 | string |
|
|
overrideEndpoint | エンドポイントの上書き | エンドポイント URI をオーバーライドする必要性を設定する。このオプションは uriEndpointOverride 設定と併用する必要があります。 | boolean |
| |
secretKey | シークレットキー | AWS から取得したシークレットキー | string | ||
uriEndpointOverride | エンドポイント URI の上書き | オーバーライドするエンドポイント URI を設定します。このオプションは overrideEndpoint オプションと組み合わせて使用する必要があります。 | string | ||
useDefaultCredentialsProvider | デフォルトのクレデンシャルプロバイダー | デフォルトのクレデンシャルプロバイダー経由でクレデンシャルをロードすること、または静的クレデンシャルが渡されることを DynamoDB クライアントは想定すべきかどうかを設定します。 | boolean |
| |
writeCapacity | 書き込み容量 | テーブルにリソースを書き込むために予約するプロビジョニングされたスループット。 | integer |
|
アスタリスク (*) のマークが付いたフィールドは必須です。