11.4. ジャンボフレームの設定
最大伝送単位 (MTU) の設定は、単一の Ethernet フレームで転送されるデータの最大量を決定します。各フレームはヘッダー形式でデータを追加するため、より大きい値を指定すると、オーバーヘッドが少なくなります。デフォルト値が 1500 で、1500 より高い値を使用する場合には、ジャンボフレームをサポートするスイッチポートの設定が必要になります。大半のスイッチは、9000 以上の MTU 値をサポートしていますが、それらの多くはデフォルトで 1500 に指定されています。
VLAN の MTU は、物理インターフェイスの MTU を超えることができません。ボンディングまたはインターフェイスで MTU 値を含めるようにしてください。
ジャンボフレームは、Storage、Storage Management、Internal API、Tenant ネットワークのすべてにメリットをもたらします。
ルーターは、通常レイヤー 3 の境界を超えてジャンボフレームでのデータを転送することができません。接続性の問題を回避するには、プロビジョニングインターフェイス、外部インターフェイス、および Floating IP インターフェイスのデフォルト MTU を変更しないでください。
- type: ovs_bond name: bond1 mtu: get_param: [MaxViableMtu, value] ovs_options: get_param: BondInterfaceOvsOptions members: - type: interface name: nic2 mtu: 9000 primary: true - type: interface name: nic3 mtu: 9000 # The external interface should stay at default - type: vlan device: bond1 vlan_id: get_param: ExternalNetworkVlanID addresses: - ip_netmask: get_param: ExternalIpSubnet routes: list_concat_unique - get_param: ExternalInterfaceRoutes - - default: true next_hop: get_param: ExternalInterfaceDefaultRoute # MTU 9000 for Internal API, Storage, and Storage Management - type: vlan device: bond1 mtu: 9000 vlan_id: get_param: InternalApiNetworkVlanID addresses: - ip_netmask: get_param: InternalApiIpSubnet