2.5. Load-balancing サービスインスタンスのアクティブ/スタンバイトポロジーの基本
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) Load-balancing サービス (octavia) をデプロイする場合には、ユーザーがロードバランサーを作成する際に、デフォルトで高可用性であるかどうかを決定することができます。ユーザーに選択肢を与えたい場合は、RHOSP のデプロイメント後に、高可用性ロードバランサーを作成するための Load-balancing サービスフレーバー、およびスタンドアロンロードバランサーを作成するためのフレーバーを作成します。
デフォルトでは、amphora プロバイダードライバーは単一の Load-balancing サービス (amphora) インスタンストポロジーに対して設定され、高可用性 (HA) のサポートは限定的です。ただし、アクティブ/スタンバイのトポロジーを実装すると、Load-balancing サービスインスタンスを高可用性の設定にすることが可能です。
このトポロジーでは、Load-balancing サービスは各ロードバランサーに対してアクティブおよびスタンバイ状態のインスタンスを起動し、ロードバランサー間でセッションの永続性を維持します。アクティブなインスタンスが正常でなくなると、インスタンスは自動的にスタンバイ状態のインスタンスにフェイルオーバーし、アクティブにします。Load-balancing サービスヘルスマネージャーは、障害が発生したインスタンスを自動的に再構築します。