5.4. Load-balancing サービスインスタンスのローカルログストレージの無効化
管理者およびテナントフローログをオフロードするように Load-balancing サービスインスタンス (amphorae) を設定している場合でも、amphora は引き続きこれらのログを amphora 内のディスクに書き込みます。ロードバランサーのパフォーマンスを向上させるために、ローカルでロギングを停止することができます。
ロギングをローカルで無効にする場合には、カーネル、システム、セキュリティーロギングなど、amphora のすべてのログストレージも無効にしてください。
ローカルログストレージを無効にし、OctaviaLogOffload
パラメーターが false に設定されている場合、負荷分散のパフォーマンスを強化するために OctaviaConnectionLogging
を false に設定するようにしてください。
手順
-
アンダークラウドホストに
stack
ユーザーとしてログインします。 source コマンドでアンダークラウドの認証情報ファイルを読み込みます。
$ source ~/stackrc
カスタム YAML 環境ファイルを作成します。
例
$ vi /home/stack/templates/my-octavia-environment.yaml
parameter_defaults
の下にある環境ファイルで、OctaviaDisableLocalLogStorage
をtrue
に設定します。parameter_defaults: OctaviaDisableLocalLogStorage: true ...
コア heat テンプレート、環境ファイル、およびこの新しいカスタム環境ファイルを指定して、deployment コマンドを実行します。
重要後で実行される環境ファイルで定義されているパラメーターとリソースが優先されることになるため、環境ファイルの順序は重要となります。
例
$ openstack overcloud deploy --templates \ -e <your_environment_files> \ -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/services/octavia.yaml \ -e /home/stack/templates/my-octavia-environment.yaml
検証
- amphora インスタンスで、ログファイルが書き込まれる場所を確認し、新しいログファイルが書き込まれていないことを確認します。
関連情報
- Red Hat OpenStack Platform デプロイメントのカスタマイズ ガイドの 環境ファイル
- Red Hat OpenStack Platform デプロイメントのカスタマイズ ガイドの オーバークラウド作成に環境ファイルを含める