11.10. レイヤー 7 負荷分散ポリシーの位置
Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) Load-balancing サービス (octavia) の場合には、複数のレイヤー 7 (L7) 負荷分散ポリシーがリスナーに関連付けられると、ポリシーの位置パラメーターの値が重要になります。位置パラメーターは、L7 ポリシーが評価される順序を決定する際に使用されます。ポリシーの位置は、次の方法でリスナーの動作に影響を与えます。
負荷分散サービス (haproxy amphora) の参照実装では、HAProxy はポリシーのアクションに関する以下の順序を強制します。
-
REJECT
ポリシーは、他のすべてのポリシーよりも優先されます。 -
REDIRECT_TO_URL
ポリシーは、REDIRECT_TO_POOL ポリシーよりも優先されます。 -
REDIRECT_TO_POOL
ポリシーは、上記のすべての後で、ポリシーの位置が指定する順序でのみ評価されます。
-
- L7 ポリシーは、位置属性で定義されるように特定の順序で評価されます。指定のリクエストとマッチする最初のポリシーのアクションが実行されます。
- いずれのポリシーも指定のリクエストにマッチしない場合、リクエストはリスナーのデフォルトプール (存在する場合) にルーティングされます。リスナーにデフォルトのプールがない場合は、エラー 503 を返します。
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ポリシーの位置の番号は、
1
から始まります。 - 既存ポリシーの位置に一致する位置で新しいポリシーが作成されると、新しいポリシーが指定の位置に挿入されます。
- 位置を指定せずに新しいポリシーが作成されるか、一覧にすでにあるポリシーの番号よりも大きい位置を指定すると、新しいポリシーはただ一覧に追加されます。
-
ポリシーがリストに挿入、削除、または追加されると、ポリシーの位置の値は数字を飛ばさずに
1
から並べ替えられます。たとえば、ポリシー A、B、および C の位置の値がそれぞれ1
、2
、および3
の場合、リストからポリシー B を削除すると、ポリシー C の位置は2
になります。
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