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5.5. Load-balancing サービスインスタンスのロギング用 heat パラメーター

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Load-balancing サービスインスタンス (amphora) のロギングを設定する場合は、ロギングを制御する 1 つまたは複数の Orchestration サービス (heat) パラメーターに値を設定し、openstack overcloud deploy コマンドを実行します。

amphora ロギング用の heat パラメーターにより、ログオフロードの有効化、ログをオフロードするカスタムエンドポイントの定義、ログの syslog ファシリティー値の設定などの機能を制御できます。

表5.1 すべてのログの heat パラメーター
パラメーターデフォルト説明

OctaviaLogOffload

false

true の場合、インスタンスはログをオフロードします。エンドポイントが指定されていない場合、デフォルトでは、インスタンスはそのログを他の RHOSP ログと同じ場所 (/var/log/containers/octavia-amphorae/) にオフロードします。

OctaviaDisableLocalLogStorage

false

true の場合、インスタンスはインスタンスのホストのファイルシステムにログを格納しません。これには、すべてのカーネル、システム、およびセキュリティーログが含まれます。

OctaviaForwardAllLogs

false

true の場合、インスタンスはすべてのログメッセージを管理ログのエンドポイントに転送します。これには、cron やカーネルログなどの負荷分散に関連しないログも含まれます。

インスタンスが OctaviaForwardAllLogs を認識するには、OctaviaLogOffload も有効にする必要があります。

表5.2 管理ロギング用の heat パラメーター
パラメーターデフォルト説明

OctaviaAdminLogTargets

値なし。

管理ログメッセージを受信する syslog エンドポイントのコンマ区切りリスト (<host>:<port>)

これらのエンドポイントは、指定されたポートでログメッセージをリッスンするプロセスを実行しているコンテナー、仮想マシン、または物理ホストになります。

OctaviaAdminLogTargets が存在しない場合、インスタンスは RHOSP director で定義されたコンテナーセットの他の RHOSP ログと同じ場所 (/var/log/containers/octavia-amphorae/) にログをオフロードします。

OctaviaAdminLogFacility

1

管理ログメッセージに使用する syslog "LOG_LOCAL" ファシリティーである 0 から 7 の間の数字

表5.3 テナントフローロギング用の heat パラメーター
パラメーターデフォルト説明

OctaviaConnectionLogging

true

true の場合、テナント接続フローがログに記録されます。

OctaviaConnectionLogging が false の場合、amphora は OctaviaLogOffload 設定に関係なく、テナントの接続を停止します。OctaviaConnectionLogging はローカルのテナントフローログのストレージを無効にし、ログのオフロードが有効な場合、テナントフローログを転送しません。

OctaviaTenantLogTargets

値なし。

テナントトラフィックフローログメッセージを受信する syslog エンドポイントのコンマ区切りリスト (<host>:<port>)

これらのエンドポイントは、指定されたポートでログメッセージをリッスンするプロセスを実行しているコンテナー、仮想マシン、または物理ホストになります。

OctaviaTenantLogTargets が存在しない場合、インスタンスは RHOSP director で定義されたコンテナーセットの他の RHOSP ログと同じ場所 (/var/log/containers/octavia-amphorae/) にログをオフロードします。

OctaviaTenantLogFacility

0

テナントトラフィックフローログメッセージに使用する syslog "LOG_LOCAL" ファシリティーである 0 から 7 の間の数字

OctaviaUserLogFormat

"{{ '{{' }} project_id {{ '}}' }} {{ '{{' }} lb_id {{ '}}' }} %f %ci %cp %t %{+Q}r %ST %B %U %[ssl_c_verify] %{+Q}[ssl_c_s_dn] %b %s %Tt %tsc"

テナントトラフィックフローログの形式

英数字は特定の octavia フィールドを表し、中括弧 ({}) は置換変数です。

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