5.3. Load-balancing サービスインスタンスのテナントフローのロギングの無効化
管理ログのオフロードを有効にすると、Load-balancing サービスインスタンス (amphorae) のテナントフローログのオフロードは自動的に有効になります。
管理ログのオフロードを有効にし、テナントフローのロギングを無効にするには、OctaviaConnectionLogging
パラメーターを false
に設定する必要があります。
OctaviaConnectionLogging
パラメーターが false
の場合、amphora は amphora 内のディスクにテナントフローログを書き込みせず、別の場所でリッスンする syslog レシーバーにログをオフロードします。
手順
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アンダークラウドホストに
stack
ユーザーとしてログインします。 source コマンドでアンダークラウドの認証情報ファイルを読み込みます。
$ source ~/stackrc
amphora ロギングが設定されている YAML カスタム環境ファイルを見つけます。
例
$ grep -rl OctaviaLogOffload /home/stack/templates/
カスタム環境ファイルの
parameter_defaults
セクションで、OctaviaConnectionLogging
をfalse
に設定します。例
parameter_defaults: OctaviaLogOffload: true OctaviaConnectionLogging: false ...
コア heat テンプレート、環境ファイル、および
OctaviaConnectionLogging
をtrue
に設定するカスタム環境ファイルを指定してデプロイメントコマンドを実行します。重要後で実行される環境ファイルで定義されているパラメーターとリソースが優先されることになるため、環境ファイルの順序は重要となります。
例
$ openstack overcloud deploy --templates \ -e [your-environment-files] \ -e /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/services/octavia.yaml \ -e /home/stack/templates/my-octavia-environment.yaml
検証
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OctaviaAdminLogTargets
またはOctaviaTenantLogTargets
で特定のエンドポイントを指定しない限り、amphora は RHOSP コントローラー内の他の RHOSP ログと同じ場所 (/var/log/containers/octavia-amphorae/
) にログをオフロードします。 -
適切な場所を確認して、
octavia-tenant-traffic.log
が 存在しない ことを確認します。
関連情報
- Red Hat OpenStack Platform デプロイメントのカスタマイズ ガイドの 環境ファイル
- Red Hat OpenStack Platform デプロイメントのカスタマイズ ガイドの オーバークラウド作成に環境ファイルを含める