C.9. Red Hat Enterprise Linux 6 イメージの完了
システムを更新します。
# {package-update}
cloud-init
パッケージをインストールします。# yum install cloud-utils-growpart cloud-init
/etc/cloud/cloud.cfg
設定ファイルを編集して、cloud_init_modules
の下に以下を追加します。- resolv-conf
resolv-conf
オプションは、インスタンスの初回起動時にresolv.conf
設定ファイルを自動的に設定します。このファイルには、nameservers
、domain
、その他のオプションなどのインスタンスに関連した情報が記載されています。ネットワークの問題が発生するのを防ぐために、以下のように
/etc/udev/rules.d/75-persistent-net-generator.rules
ファイルを作成します。# echo "#" > /etc/udev/rules.d/75-persistent-net-generator.rules
これにより、
/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
ファイルが作成されるのを防ぎます。/etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules
が作成されてしまうと、スナップショットからのブート時にネットワークが適切に機能しなくなる可能性があります (ネットワークインターフェイスが eth0 ではなく eth1 として作成され、IP アドレスが割り当てられません)。/etc/sysconfig/network
に以下の行を追加し、EC2 メタデータサービスへのアクセスで問題が発生するのを回避します。NOZEROCONF=yes
仮想マシンの登録を解除して、作成されるイメージをベースにクローン作成されるインスタンスすべてに同じサブスクリプション情報が含まれないようにします。
# subscription-manager repos --disable=* # subscription-manager unregister # yum clean all
インスタンスの電源をオフにします。
# poweroff
Red Hat Enterprise Linux Workstation でルートとしてログインし、
virt-sysprep
コマンドを使用してイメージのリセットとクリーニングをし、問題なくインスタンスの作成に使用できるようにします。[root@host]# virt-sysprep -d rhel6
virt-sparsify
コマンドを使用してイメージのサイズを縮小します。このコマンドにより、ディスクイメージ内の空き容量は、ホスト内の空き容量に戻ります。[root@host]# virt-sparsify --compress rhel6.qcow2 rhel6-cloud.qcow2
これにより、コマンドを実行する場所に新しい
rhel6-cloud.qcow2
ファイルが作成されます。注記インスタンスに適用されているフレーバーのディスクスペースに応じて、イメージをベースとするインスタンスのパーティションを手動でリサイズする必要があります。