6.5. UEFI HTTP ブートプロビジョニングを使用したホストの作成
UEFI HTTP ブートを使用して、Satellite からホストをプロビジョニングできます。これは、IPv6 ネットワークでホストをプロビジョニングできる唯一の方法です。
前提条件
- HTTP 起動要件を満たすようにしてください。詳細は、Red Hat Satellite の計画の HTTP ブートの要件 を参照してください。
手順
プロビジョニングに使用する Capsule で、
grub2-efi
パッケージを最新版に更新します。# satellite-maintain packages install grub2-efi
foreman-proxy-http
、foreman-proxy-httpboot
およびforeman-proxy-tftp
機能を有効にします。# satellite-installer --scenario satellite \ --foreman-proxy-httpboot true \ --foreman-proxy-http true \ --foreman-proxy-tftp true
- Satellite Web UI で、ホスト > ホストの作成 に移動します。
- 名前 フィールドには、ホストの名前を入力します。
- 組織 および ロケーション タブをクリックし、要件に合うようにコンテキストを変更します。
- ホストグループ リストから、フォームの生成に使用するホストグループを選択します。
- インターフェイス タブをクリックして、ホストのインターフェイスで、編集 をクリックします。
フィールドに値が投入されていることを確認します。特に以下に注意してください。
- ホスト タブの 名前 は DNS 名 になります。
- Satellite Server は新規ホストの IP アドレスを自動的に割り当てます。
- MAC アドレス フィールドには、ホストのプロビジョニングインターフェイスの MAC アドレスを入力します。これにより、PXE ブートプロセス中のホストが識別されます。
- Satellite Server が、ホストの最初のインターフェイスに Managed (管理)、Primary、および Provision オプションを自動選択していることを確認します。選択されていない場合は、それらを選択してください。
- OK をクリックして保存します。別のインターフェイスを追加するには、インターフェイスの追加 をクリックします。プロビジョニング および プライマリー には、インターフェイスは 1 つしか選択できません。
- オペレーティングシステム タブをクリックして、すべてのフィールドに値が含まれていることを確認します。オペレーティングシステムの各要素を確認してください。
- PXE Loader の一覧から Grub2 UEFI HTTP を選択します。
オプション: プロビジョニングテンプレート で 解決 をクリックし、新規ホストから使用する適切なプロビジョニングテンプレートを特定できることを確認します。
プロビジョニングテンプレートの関連付けの詳細は、「プロビジョニングテンプレートの作成」 を参照してください。
- パラメーター タブをクリックして、パラメーターが存在し、そのパラメーターでアクティベーションキーが指定されていることを確認します。存在しない場合には、アクティベーションキーを追加します。
送信 をクリックしてホストの詳細を保存します。
ネットワークインターフェイスの詳細は、ネットワークインターフェイスの追加 を参照してください。
- ネットワークから UEFI モードで起動するようにホストを設定します。
- ホストを起動します。
- 起動メニューから、Kickstart default PXEGrub2 を選択します。
これで、ホストのエントリーおよび関連するプロビジョニングの設定が作成されます。これには、UEFI を使用したベアメタルホストの起動に必要なディレクトリーおよびファイルを作成することも含まれます。物理ホストを起動して、ブートモードを UEFI HTTP に設定すると、ホストは定義済みの DHCP サービスを検出し、キックスタートツリーで Capsule の HTTP エンドポイントを受信して、オペレーティングシステムをインストールします。
インストールが完了したら、ホストはアクティベーションキーを使用して Satellite Server も登録し、必要な設定と管理ツールを Satellite Tools 6.9 リポジトリーからインストールします。
CLI をご利用の場合
プロビジョニングに使用する Capsule で、
grub2-efi
パッケージを最新版に更新します。# satellite-maintain packages install grub2-efi
foreman-proxy-http
、foreman-proxy-httpboot
およびforeman-proxy-tftp true
機能を有効にします。# satellite-installer --scenario satellite \ --foreman-proxy-httpboot true \ --foreman-proxy-http true \ --foreman-proxy-tftp true
hammer host create
コマンドでホストを作成します。# hammer host create --name "My_Host" \ --organization "My_Organization" \ --location "My_Location" \ --hostgroup "My_Host_Group" \ --mac "aa:aa:aa:aa:aa:aa" \ --build true \ --enabled true \ --managed true \ --pxe-loader "Grub2 UEFI HTTP"
hammer host interface update
コマンドを使用し、ネットワークインターフェイスのオプションが設定されていることを確認します。# hammer host interface update --host "My_Host" \ --managed true \ --primary true \ --provision true
- ネットワークから UEFI モードで起動するようにホストを設定します。
- ホストを起動します。
- 起動メニューから、Kickstart default PXEGrub2 を選択します。
これで、ホストのエントリーおよび関連するプロビジョニングの設定が作成されます。これには、UEFI を使用したベアメタルホストの起動に必要なディレクトリーおよびファイルを作成することも含まれます。物理ホストを起動して、ブートモードを UEFI HTTP に設定すると、ホストは定義済みの DHCP サービスを検出し、キックスタートツリーで Capsule の HTTP エンドポイントを受信して、オペレーティングシステムをインストールします。
インストールが完了したら、ホストはアクティベーションキーを使用して Satellite Server も登録し、必要な設定と管理ツールを Satellite Tools 6.9 リポジトリーからインストールします。