2.10. 動的パーティションの例
次のセクションでは、Anaconda キックスタートテンプレートを使用して、ディスク全体を消去し、自動的にパーティションを作成して 1 つのパーティションを最大サイズに拡大してから、プロビジョニングプロセスの次の一連のイベントに進むように Anaconda に指示します。
zerombr clearpart --all --initlabel autopart <%= host_param('autopart_options') %>
動的パーティション設定は、インストールプログラムにより実行されます。そのため、独自のルールを記述して、ディスクサイズ、ドライブの数、ベンダー、製造メーカーなど、ノードからのランタイム情報に基づいて、ディスクのパーテション方法を指定できます。
サーバーをプロビジョニングして動的パーティショニングを使用する場合には、以下の例をテンプレートとして追加します。#Dynamic
エントリーが追加されると、テンプレートの内容が %pre
シェルスクリプトレットに読み込まれ、/tmp/diskpart.cfg
が作成され、キックスタートのパーテションのセクションに追加されます。
#Dynamic (do not remove this line) MEMORY=$((`grep MemTotal: /proc/meminfo | sed 's/^MemTotal: *//'|sed 's/ .*//'` / 1024)) if [ "$MEMORY" -lt 2048 ]; then SWAP_MEMORY=$(($MEMORY * 2)) elif [ "$MEMORY" -lt 8192 ]; then SWAP_MEMORY=$MEMORY elif [ "$MEMORY" -lt 65536 ]; then SWAP_MEMORY=$(($MEMORY / 2)) else SWAP_MEMORY=32768 fi cat <<EOF > /tmp/diskpart.cfg zerombr yes clearpart --all --initlabel part /boot --fstype ext4 --size 200 --asprimary part swap --size "$SWAP_MEMORY" part / --fstype ext4 --size 1024 --grow EOF