C.2. Red Hat Enterprise Linux 7 イメージの作成
このセクションを使用して、Red Hat Enterprise Linux 7 の ISO ファイルを使って QCOW2 形式のイメージを作成します。
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Web ブラウザーを使って、Red Hat Enterprise Linux バイナリー ISO ファイルをテンポラリーの場所にダウンロードします。たとえば、
Downloads
ディレクトリーなどにダウンロードします。 Red Hat Enterprise Linux バイナリー ISO ファイルを
/var/lib/libvirt/images/
ディレクトリーにコピーします。[root@host]# cp ~/home/user/Downloads/rhel-server-7.4-x86_64-dvd.iso /var/lib/libvirt/images/
virtbr0 が仮想ブリッジであることを確認します。
[root@host]# ip a
libvirtd
を開始します。[root@host]# systemctl start libvirtd
/var/lib/libvirt/images/
ディレクトリーに移動します。[root@host]# cd /var/lib/libvirt/images/
QEMU イメージの準備
[root@host]# qemu-img create -f qcow2 rhel7.qcow2 8G
virt-install
を使用してインストールを開始します。以下の例を目安にしてください。[root@host]# virt-install --virt-type qemu --name rhel7 --ram 2048 \ --cdrom rhel-server-7.4-x86_64-dvd.iso \ --disk rhel7.qcow2,format=qcow2 \ --network=bridge:virbr0 --graphics vnc,listen=0.0.0.0 \ --noautoconsole --os-type=linux --os-variant=rhel7
注記GUI ユーザーは、インスタンスが自動的に起動しない場合には、
virt-manager
コマンドを入力して、コンソールを確認します。[root@host]# virt-manager
Red Hat Enterprise Linux インストールウィザードの手順を実行します。
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インストールソースについては、Red Hat Satellite のリポジトリーに HTTP リンクを追加します。例:
satellite.example.com/pub/export/RHEL7/content/dist/rhel/server/7/7Server/x86_64/os/
- インストールに使用するデバイスのタイプについては、Auto-detected installation media を選択します。
- インストール先のタイプについては、Local Standard Disks を選択します。
- その他のストレージオプションについては、Automatically configure partitioning を選択します。
- ソフトウェアの選択については、Minimal Install を選択します。
- ネットワークインターフェイスを ON に設定し、システムの開始時にインターフェイスが起動することを確認します。
- ホスト名を入力し、Apply をクリックします。
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root
パスワードを入力します。
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インストールソースについては、Red Hat Satellite のリポジトリーに HTTP リンクを追加します。例:
- インストールの完了後、インスタンスを再起動して root ユーザーとしてログインします。
ネットワークインターフェイスが起動し、IP アドレスが割り当てられていることを確認します。
# ip a
ホスト名が正しいことを確認します。
# hostname
/etc/NetworkManager/conf.d/XX-cloud-image.conf
ファイルを作成します。このファイルの XX は、優先順位を示す 2 桁の番号になります。ファイルに以下のコンテンツを追加します。[main] dns=none
- ホスト登録の設定 へ進みます。