第15章 DataSource の設定
警告
デフォルトの永続化設定は Hypersonic (HSQLDB) でそのまま機能するため、JBoss Enterprise Platform はカスタマイズなしにそのまま稼働することができます。ただし、Hypersonic は実稼働環境で対応していないため、実稼働環境で利用すべきではありません。
Hypersonic Database の既知の問題は以下のとおりです:
- トランザクション分離がない
- スレッドおよびソケットがリークする (
connection.close()
はリソースの整理を行いません) - 持続品質 (ログは通常、障害後は壊れてしまい自動回復ができなくなります)
- データベースの破損
- 負荷がかけられた際の安定性 (過剰なデータを処理すると、データベース処理は停止されます)
- クラスター化環境では実行不可
サポートが必要であれば、『スタートガイド』 の「別のデータベースを利用」の章を確認してください。
DataSource は <datasources> 要素内に定義されます。正確な要素は、必要とされるデータソースの種類により変化します。
15.1. DataSource の種類 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
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DataSource 定義
- <no-tx-datasource>
- JTA トランザクションには関与せず、
java.sql.Driver
を使用します。 - <local-tx-datasource>
- 2相コミットには対応しておらず、
java.sql.Driver
を使用します。単一データベースあるいは非 XA 対応リソースに適しています。 - <xa-datasource>
- 2 相コミットをサポートせず、
javax.sql.XADataSource
を使用します。