C.3. タグを使用したアクティブ化の制御
特定の論理ボリュームのみがホスト上でアクティブ化されるように設定ファイルで指定することができます。たとえば、以下のエントリーはアクティベーション要求 (
vgchange -ay
など) のフィルタとして動作して、vg1/lvol0
とホスト上のメタデータ内に database
タグを持ついずれかの論理ボリューム、またはボリュームグループのみをアクティブ化します。
activation { volume_list = ["vg1/lvol0", "@database" ] }
いずれかのメタデータタグがマシンのホストタグのいずれかに一致する場合のみに一致する要因となる特別一致記号 "@*" が存在します。
もう一つの例として、クラスター内の各マシンの設定ファイルに以下のエントリーがあるような状況を考えてみます。
tags { hosttags = 1 }
ホスト
db2
上のみで vg1/lvol2
をアクティブ化したい場合は、以下のようにします:
- クラスター内のいずれかのホストから
lvchange --addtag @db2 vg1/lvol2
を実行します。 lvchange -ay vg1/lvol2
を実行します。
この解決法では、ボリュームグループメタデータの中にホスト名を保存する必要があります。