4.4. 論理ボリュームのバックアップ
メタデータのバックアップとアーカイブは、
lvm.conf ファイル内で無効になっていない限り、すべてのボリュームグループと論理ボリューム設定の変更時に自動的に作成されます。デフォルトでは、メタデータのバックアップは /etc/lvm/backup ファイルに保存され、メタデータのアーカイブは /etc/lvm/archive ファイルに保存されます。メタデータのアーカイブが /etc/lvm/archive ファイルに保存される期間と保存されるアーカイブファイルの数は、lvm.conf ファイル内で設定可能なパラメーターにより決定されます。日次のシステムバックアップでは、バックアップに /etc/lvm ディレクトリの内容が含まれる必要があります。
メタデータバックアップでは、論理ボリュームに含まれているユーザーとシステムのデータはバックアップされない点に注意してください。
vgcfgbackup コマンドを使用すると、/etc/lvm/backup ファイルにメタデータを手動でバックアップできます。また、vgcfgrestore コマンドを使用すると、メタデータを復元できます。vgcfgbackup コマンドと vgcfgrestore コマンドに ついては 「ボリュームグループメタデータのバックアップ」 で説明しています。