5.4.3.2. ミラー化論理ボリュームの冗長イメージの分割
ミラー化論理ボリュームの冗長イメージを分割して、新たな論理ボリュームを形成することが可能です。イメージを分割するには、
lvconvert コマンドの --splitmirrors 引数を使用して、分割する冗長イメージの数を指定します。新たに分割する論理ボリュームの名前を指定するには、このコマンドの --name 引数を使用する必要があります。
以下のコマンドは、ミラー化論理ボリューム
vg/lv から、copy という名前の新たな論理ボリュームを分割します。新しい論理ボリュームには 2 つのミラーレッグが含まれます。この例では、LVM は分割するデバイスを選択しています。
lvconvert --splitmirrors 2 --name copy vg/lv
# lvconvert --splitmirrors 2 --name copy vg/lv
分割するデバイスを指定することが可能です。以下のコマンドは、ミラー化論理ボリューム
vg/lv から copy という名前の新たな論理ボリュームを分割します。新しい論理ボリュームには、/dev/sdc1 と /dev/sde1 のデバイスで構成される、2 つのミラーレッグが含まれます。
lvconvert --splitmirrors 2 --name copy vg/lv /dev/sd[ce]1
# lvconvert --splitmirrors 2 --name copy vg/lv /dev/sd[ce]1