第9章 割り当て済みストレージ


9.1. 永続ボリュームプラグイン

コンテナーは、ステートレスとステートフルの両方のアプリケーションに役立ちます。割り当て済みのストレージを保護することは、ステートフルサービスのセキュリティーを保護する上で重要な要素になります。

OpenShift Container Platform は、NFS、AWS Elastic Block Stores (EBS)、GCE Persistent Disks、GlusterFS、iSCSI、RADOS (Ceph)、および Cinder を含む複数のタイプのストレージ向けのプラグインを提供します。送信中のデータは、相互に通信している OpenShift Container Platform のすべてのコンポーネントについて HTTPS 経由で暗号化されます。

PersistentVolume (PV) はストレージタイプでサポートされる方法でホスト上にマウントできます。異なるタイプのストレージにはそれぞれ異なる機能があり、各 PV のアクセスモードは、特定のボリュームによってサポートされる特定のモードに設定されます。

たとえば、NFS は複数の読み取り/書き込みクライアントをサポートできますが、特定の NFS PV は読み取り専用としてサーバーにエクスポートされる可能性があります。各 PV には、ReadWriteOnceReadOnlyMany、および ReadWriteMany など、特定の PV 機能を説明したアクセスモードの独自のセットがあります。

関連資料

9.2. 共有ストレージ

NFS、Ceph、および Gluster のような共有ストレージプロバイダーの場合、PV はグループ ID (GID) を PV リソースのアノテーションとして登録します。次に、Pod が PV を要求する際に、アノテーションが付けられた GID が Pod の補助グループに追加され、この Pod に共有ストレージのコンテンツへのアクセスを付与します。

関連資料

9.3. ブロックストレージ

AWS Elastic Block Store (EBS)、GCE Persistent Disks、および iSCSI などのブロックストレージプロバイダーの場合、OpenShift Container Platform は SELinux 機能を使用し、権限のない Pod のマウントされたボリュームについて、そのマウントされたボリュームが関連付けられたコンテナーにのみ所有され、このコンテナーにのみ表示されるようにしてそのルートを保護します。

関連資料
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.