4.2.5. シン論理ボリュームの作成


シンプロビジョニングでは、ボリュームグループ (VG) の物理エクステント (PE) が割り当てられて、特定の物理サイズのシンプールが作成されます。このシンプールから、論理ボリューム (LV) が、プールの物理容量によって制限されることなく、仮想サイズに基づいて割り当てられます。これにより、各シン LV の仮想サイズは、シンプールの実際のサイズを超過できます。そのため、すべてのシン論理ボリュームの仮想サイズの合計がシンプールの物理容量を超えた場合に、過剰プロビジョニングになります。したがって、容量不足やシステム停止を回避するには、論理的な使用量と物理的な使用量の両方を注意深く監視することが重要です。

シンプロビジョニングは、必要に応じて領域を割り当て、初期コストを削減し、リソースの使用率を向上させることで、ストレージ効率を最適化します。ただし、シン LV を使用する場合は、次の欠点に注意してください。

  • 不適切な破棄処理により、未使用のストレージ領域の解放がブロックされ、時間が経過すると領域がすべて割り当てられる可能性があります。
  • スナップショットのあるファイルシステムでは、コピーオンライト (CoW) 操作が遅くなる可能性があります。
  • データブロックが複数のファイルシステム間で混在する可能性があるため、ランダムアクセスが制限されることがあります。

前提条件

手順

  1. ボリュームグループの名前とサイズをリスト表示します。

    # vgs -o vg_name,vg_size
      VG              VSize
      VolumeGroupName 30.75g
  2. シンプールを作成します。

    # lvcreate --type thin-pool --size PoolSize --name ThinPoolName VolumeGroupName

    PoolSize は、シンプールが使用できるディスク領域の最大量に置き換えます。ThinPoolName は、シンプールの名前に置き換えます。VolumeGroupName は、ボリュームグループの名前に置き換えます。

  3. シン LV を作成します。

    # lvcreate --type thin --virtualsize MaxVolumeSize --name ThinVolumeName --thinpool ThinPoolName VolumeGroupName

    MaxVolumeSize は、シンプール内でボリュームが拡張できる最大サイズに置き換えます。ThinPoolName は、シンプールの名前に置き換えます。VolumeGroupName は、ボリュームグループの名前に置き換えます。

    注記

    同じシンプール内に他のシン LV を作成できます。

検証

  • シン LV が作成されたことを確認します。

    # lvs -o lv_name,seg_type
      LV                Type
      ThinPoolName      thin-pool
      ThinVolumeName    thin
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