6.8. システムおよびサブスクリプション管理
microdnf
によるカスタム Satellite リポジトリーの GPG キーの取得の失敗を修正しました
以前のバージョンは、microdnf
で内部的に使用されていた librhsm
ライブラリーは、Satellite がホストするカスタムリポジトリーで使用される相対的な gpgkey
パスを誤って処理していました。したがって、ユーザーがコンテナーで microdnf
コマンドを実行し、ホストの Satellite サブスクリプションを使用してカスタムリポジトリーから GNU Privacy Guard (GPG) で署名したパッケージをインストールすると、microdnf
は以下のエラーで失敗しました。
GPG enabled: failed to lookup digest in keyring.
今回の更新により、librhsm
で相対パス gpgkey
の処理が修正されました。これにより、ユーザーはコンテナー内の Satellite からカスタムリポジトリーを正常に使用できるようになりました。
(BZ#1708628)
YUM が、失効しているサブキーを使用して GPG 鍵で署名された RPM パッケージをインストール可能
以前のリリースでは、YUM ユーティリティーは、取り消されたサブキーを使用して GNU Privacy Guard (GPG) キーで署名された RPM パッケージをインストールできませんでした。そのため、YUM は失敗し、以下のエラーメッセージが表示されました。
signature X doesn't bind subkey to key, type is subkey revocation
今回の更新で、バインディング署名をチェックする前に失効を確認するコードに変更が加えられました。これにより、YUM が、失効したサブキーを使用して GPG キーで署名された RPM パッケージをインストールできるようになりました。