7.4. デスクトップ
Wayland がテクノロジープレビューとして利用可能に
					Red Hat Enterprise Linux で、Wayland のディスプレイサーバープロトコルがテクノロジープレビューとして利用できるようになり、GNOME で Wayland のサポートを有効にするのに必要な分数スケールに対応する依存関係のパッケージが追加されました。Wayland は、libinput ライブラリーを入力ドライバーとして使用します。
				
以下の機能は、現在利用できない、または正常に機能しない状態です。
- 現時点では、複数の GPU サポートが利用できません。
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Waylandでは、NVIDIAバイナリードライバーが有効ではありません。 - 
						
xrandrユーティリティーは、解像度、ローテーション、およびレイアウトの処理方法が異なるため、Waylandでは有効ではありません。 - 
						画面の録画、リモートデスクトップ、およびアクセシビリティーは、
Waylandでは正常に機能しない場合があります。 - クリップボードマネージャーは利用できません。
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Waylandでは、現在GNOME Shellを再起動することができません。 - 
						
Waylandは、仮想マシンビューアーなどの X11 アプリケーションのキーボードグラブを無視します。 
(BZ#1481411)
分数スケールがテクノロジープレビューとして利用可能
Red Hat Enterprise Linux 7.5 以降の GNOME では、DPI が低 (scale 1) と高 (scale 2) の中間になってしまうモニターの問題に対処するため、分数スケールがテクノロジープレビューとして提供されています。
技術的な制限により、分数スケールは Wayland でのみ利用できます。