第3章 新機能
本章では、Red Hat Enterprise Linux 7.9 で導入される新機能および主な機能拡張を説明します。
3.1. 認証および相互運用性
証明書プロファイルの拡張では、証明書ごとのポリシーの最大数がなくなりました。
以前は、証明書プロファイル拡張に、ハードコーディングされた制限があるため、管理者は 20 件を超えるポリシーを証明書に追加できませんでした。今回の更新で制限がなくなるため、証明書にポリシーを無制限に追加できるようになりました。さらに、拡張にはポリシーが 1 つ以上必要です。ポリシーが 1 つ以上ないと、pkiconsole
インターフェイスにエラーが表示されます。プロファイルを変更すると、この拡張により、空のポリシーが 1 つ作成されます。以下に例を示します。
Identifier: Certificate Policies: - 2.5.29.32 Critical: no Certificate Policies:
(BZ#1768718)
SSSD がバージョン 1.16.5 にリベースされました。
sssd パッケージがアップストリームバージョン 1.16.5 にアップグレードされ、以前のバージョンに対するバグ修正や機能強化が数多く追加されました。