5.3. ネットワークインターフェイスデバイス用の KVM virtio ドライバーの使用
ネットワークインターフェイスが KVM virtio ドライバーを使用する場合、KVM はネットワークハードウェアをエミュレートしないため、処理のオーバーヘッドがなくなり、ゲストパフォーマンスが向上します。Red Hat Enterprise Linux 7 では、virtio がデフォルトのネットワークインターフェイスタイプとして使用されます。ただし、システムで設定が異なる場合は、以下の手順を使用できます。
- または、virt-manager インターフェイスで、ゲストの Virtual hardware details 画面に移動し、 をクリックします。Add New Virtual Hardware 画面で Network を選択し、Device model を
virtio
に変更します。 - 既存インターフェイスのタイプを virtio に変更するするには、virsh edit コマンドを使用して、目的のゲストの XML 設定を変更し、
model type
属性をvirtio
に変更します。以下に例を示します。<devices> <interface type='network'> <source network='default'/> <target dev='vnet1'/> <model type='virtio'/> <driver name='vhost' txmode='iothread' ioeventfd='on' event_idx='off'/> </interface> </devices> ...
または、virt-manager インターフェイスで、ゲストの Virtual hardware details 画面に移動し、NIC
アイテムを選択して、Device model をvirtio
に変更します。
注記
ゲスト内のネットワークインターフェイスの名前が再起動後も維持されない場合は、ゲストに提示されるすべてのインターフェイスが同じデバイスモデル (できれば
virtio-net
) であることを確認してください。詳細は、Red Hat ナレッジベースを参照してください。