17.5. ルーティングモード
ルーティングモード を使用する場合は、仮想スイッチを、ホストマシンに接続された物理 LAN に接続し、NAT を使用せずにトラフィックをやり取りします。仮想スイッチは、すべてのトラフィックを調べ、ネットワークパケットに含まれる情報を使用して、ルーティングの決定を行うことができます。このモードを使用すると、仮想マシンはすべて自身のサブネットにあり、仮想スイッチを介してルーティングされます。物理ネットワーク上の他のホスト物理マシンが手動の物理ルーター設定なしで仮想マシンを認識しておらず、仮想マシンにアクセスできないため、この状況は必ずしも理想的ではありません。ルーティングモードは、OSI ネットワークモデルのレイヤー 3 で動作します。
図17.5 ルーティングモードの仮想ネットワークスイッチ
![ルーティングモードの仮想ネットワークスイッチ](https://access.redhat.com/webassets/avalon/d/Red_Hat_Enterprise_Linux-7-Virtualization_Deployment_and_Administration_Guide-ja-JP/images/89e500f462be47a38d07f228a3911688/vn-06-routed-switch.png)