4.5. インフラストラクチャーサービス


linuxptp がバージョン 3.1 にリベースされました。

linuxptp パッケージがバージョン 3.1 に更新されました。主なバグ修正と機能拡張は、以下のとおりです。

  • Precision Time Protocol(PTP) ハードウェアクロックを Pulse Per Second(PPS) シグナルに同期するための ts2phc プログラムが追加されました。
  • automotive プロファイルのサポートを追加
  • クライアントイベント監視のサポートを追加

(BZ#1895005)

chrony がバージョン 4.1 にリベースされました。

chrony がバージョン 4.1 に更新されました。主なバグ修正と機能拡張は、以下のとおりです。

  • Network Time Security(NTS) 認証のサポートを追加詳細は、chrony における Network Time Security (NTS) の概要を参照してください。
  • デフォルトでは、認証されたネットワークタイムプロトコル (NTP) ソースは、非認証の NTP ソースで信頼されます。chrony.conf ファイルに autselectmode ignore 引数を追加して、元の動作を復元します。
  • RIPEMD キー (RMD128RMD160RMD256RMD320) での認証のサポートが利用できなくなりました。
  • NTPv4 パケットにおける長い非標準 MAC のサポートが利用できなくなりました。chrony 2.x (MD5/SHA1 以外の 鍵) を使用している場合は、バージョン 3 オプションで chrony を設定する必要があります。

(BZ#1895003)

powertop がバージョン 2.14 にリベースされました。

powertop がバージョン 2.14 にアップグレードされました。これは、Alder Lake、Sapphire Rapids、および Rocket Lake プラットフォームのサポートを追加する更新です。

(BZ#1834722)

Tuned が不要な IRQ をハウスキーピング CPU に移動します。

i40eiavfmlx5 などのネットワークデバイスドライバーは、オンラインの CPU を評価してキュー、したがって作成する MSIX ベクターの数を判断します。

分離した CPU が多くハウスキーピング CPU が非常に少ない低レイテンシー環境では、TuneD がこれらのデバイス IRQ をハウスキーピング CPU に移動しようとすると、CPU あたりのベクターの制限により失敗します。

今回の機能拡張により、TuneD はハウスキーピング CPU に応じてネットワークデバイスチャネル (したがって MSIX ベクター) の数を明示的に調整するようになりました。したがって、すべてのデバイス IRQ はハウスキーピング CPU に移動し、低レイテンシーを実現できるようになりました。

(BZ#1951992)

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