10.3. ソフトウェア管理
システム上で CodeReady Linux Builder リポジトリーが利用できない場合に libdnf-devel のアップグレードに失敗する
libdnf-devel パッケージが、BaseOS から CodeReady Linux Builder リポジトリーに移動しました。そのため、システムで CodeReady Linux Builder リポジトリーが利用できない場合に、libdnf-devel のアップグレードに失敗します。
この問題を回避するには、CodeReady Linux Builder リポジトリーを有効にするか、アップグレード前に libdnf-devel パッケージを削除します。
cr_compress_file_with_stat() がメモリーリークを引き起こす可能性がある
createrepo_c ライブラリーには API cr_compress_file_with_stat() 関数があります。この関数は、char **dst を 2 番目のパラメーターとして宣言します。他のパラメーターによって、cr_compress_file_with_stat() は、入力パラメーターとして dst を使用するか、割り当てられた文字列を返すために使用します。dst の内容をいつ解放するかユーザーに通知しないため、この予測できない動作いよりメモリーリークが発生する可能性があります。
この問題を回避するために、dst パラメーターを入力としてのみ使用する新しい API cr_compress_file_with_stat_v2 関数が追加されました。これは char *dst として宣言されます。これにより、メモリーリークが回避されます。
cr_compress_file_with_stat_v2 関数は一時的で、RHEL 8 のみに存在することに注意してください。後で、cr_compress_file_with_stat() が代わりに修正されます。
(BZ#1973588)