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17.8. LVM メタデータとそのディスク上の場所

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LVM ヘッダーとメタデータ領域は、さまざまなオフセットとサイズで使用できます。

デフォルトの LVM ディスクヘッダー:

  • label_header 構造と pv_header 構造にあります。
  • ディスクの 2 番目の 512 バイトセクターにあります。なお、物理ボリューム (PV) の作成時にデフォルト以外の場所が指定された場合、ヘッダーは最初のセクターまたは 3 番目のセクターにある可能性があります。

標準の LVM メタデータ領域:

  • ディスクの先頭から 4096 バイトの位置から開始します。
  • ディスクの先頭から 1 MiB の位置で終了します。
  • mda_header 構造を含む 512 バイトのセクターで開始します。

メタデータテキスト領域は、mda_header セクターの後に始まり、メタデータ領域の終わりまで続きます。LVM VG メタデータテキストは、メタデータテキスト領域に循環的に書き込まれます。mda_header は、テキスト領域内の最新の VG メタデータの場所を指します。

# pvck --dump headers /dev/sda コマンドを使用して、ディスクから LVM ヘッダーを出力できます。このコマンドは、label_headerpv_headermda_header、およびメタデータテキストが見つかった場合はその場所を出力します。正常でないフィールドは CHECK 接頭辞を付けて出力されます。

LVM メタデータ領域のオフセットは PV を作成したマシンのページサイズと一致するため、メタデータ領域はディスクの先頭から 8K、16K、または 64K の位置から開始する場合もあります。

PV の作成時に、より大きなメタデータ領域またはより小さなメタデータ領域を指定できます。その場合、メタデータ領域は 1 MiB 以外の位置で終了する可能性があります。pv_header は、メタデータ領域のサイズを指定します。

PV を作成するときに、必要に応じて 2 番目のメタデータ領域をディスクの末尾で有効にすることができます。pv_header にはメタデータ領域の場所が含まれます。

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