7.2. RHEL イメージビルダー CLI を使用して Minimal Raw イメージのブループリントの作成
RHEL イメージビルダーを使用してブループリントを作成し、ユーザー名とパスワードでカスタマイズします。そうすることで、Minimal Raw イメージを作成し、ブループリントでカスタマイズした認証情報を使用してログインできるようになります。
手順
TOML (Tom's Obvious, Minimal Language) 形式で、以下のコンテンツのプレーンテキストファイルを作成します。
name = "minimal-raw-blueprint" description = "blueprint for the Minimal Raw image" version = "0.0.1" packages = [] modules = [] groups = [] distro = "" [[customizations.user]] name = "admin" password = "admin" groups = ["users", "wheel"]
- name はブループリントの名前、description はブループリントの説明です。
- 0.0.1 は、セマンティックバージョニングスキームに基づくバージョン番号です。
- モジュールには、イメージにインストールするパッケージの名前と、それに対応するバージョンの glob を記述します (例: パッケージ名 = "tmux"、対応するバージョンの glob = "2.9a")。現在、パッケージとモジュールには違いがないことに注意してください。
- グループは、イメージにインストールするパッケージグループです (例: anaconda-tools グループパッケージ)。モジュールとグループがわからない場合は、空のままにします。
- name は、イメージにログインするためのユーザー名です。
- パスワードは、任意のパスワードです。
- グループは、"widget"などの任意のユーザーグループです。
ブループリントを RHEL Image Builder サーバーにインポートします。
# composer-cli blueprints push <blueprint_name>.toml
ブループリントがシステムで利用できるかどうかを確認します。
# composer-cli blueprints list
ブループリント内のコンポーネント、バージョン、およびそれらの依存関係の有効性を確認します。
# composer-cli blueprints depsolve <blueprint_name>