14.3. ネットワークベース以外のデプロイメント向けの RHEL for Edge イメージのインストール
RHEL for Edge イメージをインストールするには、以下の手順に従います。
前提条件
- RHEL for Edge Installer ISO イメージを作成した。
- 実行中のコンテナーを停止している。
- 作成したコミットをインストールするためのディスクイメージ。
-
edk2-ovmf
パッケージをインストールした。 -
virt-viewer
パッケージをインストールした。 ユーザーアカウントを使用してブループリントをカスタマイズした。RHEL Web コンソールの RHEL Image Builder を使用した RHEL for Edge イメージのブループリントの作成 を参照してください。
警告ブループリントでユーザーアカウントのカスタマイズを定義しないと、ISO イメージにログインできません。
手順
(
.iso
) イメージをインストールするためのqcow
仮想マシンディスクファイルを作成します。これは、仮想マシン用のハードディスクドライブのイメージです。以下に例を示します。$ qemu-img create -f qcow2 diskfile.qcow2 20G
virt-install
コマンドを使用して、ディスクをドライブとして使用し、Installer ISO イメージを CD-ROM として使用して仮想マシンを起動します。以下に例を示します。$ virt-install \ --boot uefi \ --name VM_NAME --memory 2048 \ --vcpus 2 \ --disk path=diskfile.qcow2 --cdrom /var/lib/libvirt/images/UUID-installer.iso \ --os-variant rhel9.0
このコマンドは、
virt-install
に次のように指示します。- BIOS の代わりに UEFI を使用して起動するよう仮想マシンに指示します。
- インストール ISO をマウントします。
最初の手順で作成したハードディスクドライブイメージを使用します。
Anaconda インストーラーを指定します。RHEL インストーラーが起動し、ISO からキックスタートファイルを読み込み、RHEL for Edge イメージのコミットのインストールなど、コマンドを実行します。インストールが完了すると、RHEL インストーラーはログイン詳細を要求します。
注記Anaconda は、インストール時にコンテナーコミットを使用するように事前設定されています。ただし、ディスクパーティション、タイムゾーンなどのシステム設定を設定する必要があります。
virt-viewer
を使用して Anaconda GUI に接続し、システム設定をセットアップします。$ virt-viewer --connect qemu:///system --wait VM_NAME
- システムを再起動して、インストールを完了します。
- ログイン画面で、ユーザーアカウントの認証情報を指定し、 をクリックします。
検証手順
RHEL for Edge イメージが正常にインストールされているかどうかを確認します。
$ rpm-ostree status
コマンドの出力には、イメージのコミット ID が表示され、正常にインストールされたことがわかります。