6.2. CLI を使用した RHEL for Edge Simplified Installer イメージの作成


6.2.1. UEFI HTTP Boot サーバーのセットアップ

UEFI HTTP Boot サーバーをセットアップして、この UEFI HTTP Boot サーバーに接続することで、ネットワーク経由で RHEL for Edge 仮想マシンのプロビジョニングを開始できるようにします。

前提条件

  • ISO 簡略化インストーラーイメージを作成している。
  • ISO コンテンツを提供する http サーバー。

手順

  1. 選択したディレクトリーに ISO イメージをマウントします。

    # mkdir /mnt/rhel9-install/
    # mount -o loop,ro -t iso9660 /path_directory/installer.iso /mnt/rhel9-install/

    /path_directory/installer.iso を RHEL for Edge 起動可能な ISO イメージへのパスに置き換えます。

  2. マウントされたイメージから HTTP サーバーのルートにファイルをコピーします。このコマンドにより、イメージに含まれるファイルが保存される /var/www/html/rhel9-install/ ディレクトリーを作成します。

    # mkdir /var/www/html/httpboot/
    # cp -R /mnt/rhel9-install/* /var/www/html/httpboot/
    # chmod -R +r /var/www/html/httpboot/*
    注記

    一部のコピー方法は、有効なインストールソースに必要な .treeinfo ファイルを省略できることに注意してください。この手順で示されているように、ディレクトリー全体に対して cp コマンドを実行しても、.treeinfo が正しくコピーされます。

  3. 以下を置き換えて、/var/www/html/EFI/BOOT/grub.cfg ファイルを更新します。

    1. coreos.inst.install_dev=/dev/sdacoreos.inst.install_dev=/dev/vda
    2. linux /images/pxeboot/vmlinuzlinuxefi /images/pxeboot/vmlinuz
    3. initrd /images/pxeboot/initrd.imginitrdefi /images/pxeboot/initrd.img
    4. coreos.inst.image_file=/run/media/iso/disk.img.xzcoreos.inst.image_url=http://{IP-ADDRESS}/disk.img.xz

      IP-ADDRESS は、http ブートサーバーとして機能するこのマシンの IP アドレスです。

  4. httpd サービスを起動します。

    # systemctl start httpd.service

    その結果、UEFI HTTP Boot サーバーをセットアップした後、UEFI HTTP ブートを使用して RHEL for Edge デバイスをインストールできます。

6.2.2. RHEL Image Builder CLI を使用した Simplified イメージのブループリントの作成

RHEL for Edge Simplified イメージのブループリントを作成するには、ブループリントに次のカスタマイズを追加する必要があります。

  • Installation_device カスタマイズを使用してブループリントをカスタマイズします。
  • デバイスへの無人インストールを有効にするには、ブループリントに device file の場所を追加します。
  • 最初のデバイスクレデンシャルエクスチェンジを実行するための URL を追加します。
  • customizations.user を使用してブループリントをカスタマイズし、usersuser groups を追加します。

手順

  1. TOML (Tom's Obvious, Minimal Language) 形式で、以下のコンテンツのプレーンテキストファイルを作成します。

    name = "simplified-installer-blueprint"
    description = "blueprint for the simplified installer image"
    version = "0.0.1"
    packages = []
    modules = []
    groups = []
    distro = ""
    
    [customizations]
    installation_device = "/dev/vda"
    
    [[customizations.user]]
    name = "admin"
    password = "admin"
    groups = ["users", "wheel"]
    
    [customizations.fdo]
    manufacturing_server_url = "http://10.0.0.2:8080"
    diun_pub_key_insecure = "true"
    注記

    ブループリントでの FDO のカスタマイズはオプションであり、エラーなしで RHEL for Edge Simplified Installer イメージをビルドできます。

    • name はブループリントの名前で、description は説明です。
    • 0.0.1 は、Semantic Versioning スキームに従って、バージョン番号に置き換えます。
    • モジュール には、イメージにインストールするパッケージの名前と、それに対応するバージョンの glob を記述します (例: パッケージ名 = "tmux"、対応するバージョンの glob = "2.9a")。現在、パッケージとモジュールには違いがないことに注意してください。
    • グループ は、イメージにインストールされるパッケージグループです (例: グループパッケージ anaconda-tools)。モジュールとグループがわからない場合は、空のままにします。
    • installation-device は、デバイスへの無人インストールを有効にするためのカスタマイズです。
    • Manufacturing_server_url は、最初のデバイスクレデンシャルエクスチェンジを実行するための URL です。
    • name は、イメージにログインするためのユーザー名です。
    • password は、任意のパスワードです。
    • groups は、任意のユーザーグループです ("widget" など)。
  2. ブループリントを RHEL Image Builder サーバーにプッシュ (インポート) します。

    # composer-cli blueprints push blueprint-name.toml
  3. 作成されたブループリントが正常にプッシュされ、存在するかどうかを確認します。

    # composer-cli blueprints show blueprint-name
  4. ブループリントに記載されているコンポーネントおよびバージョンと、その依存関係が有効かどうかを確認します。

    # composer-cli blueprints depsolve blueprint-name

6.2.3. Image Builder CLI を使用した RHEL for Edge Simplified Installer イメージの作成

RHEL Image Builder コマンドラインインターフェイスを使用して、RHEL for Edge Simplified イメージを作成します。

前提条件

  • RHEL for Edge Simplified イメージのブループリントを作成している。
  • イメージに埋め込むコミットの OSTree リポジトリーを提供している。たとえば、http://10.0.2.2:8080/repo です。「RHEL for Edge イメージをインストールするための Web サーバーの設定」を参照してください。

手順

  1. 起動可能な ISO イメージを作成します。

    # composer-cli compose start-ostree \
    blueprint-name \
    edge-simplified-installer \
    --ref rhel/9/x86_64/edge \
    --url URL-OSTree-repository \

    詳細は以下のようになります。

    • blueprint-name は RHEL for Edge のブループリント名です。
    • edge-simplified-installer は image-type です。
    • --ref は、コミットが作成される場所の参照です。
    • --url は、イメージに埋め込むコミットの OSTree リポジトリーへの URL ですたとえば、http://10.0.2.2:8080/repo/ です。RHEL for Edge Container を起動するか、Web サーバーをセットアップすることができます。非ネットワークベースのデプロイメント用の RHEL for Edge Container イメージの作成 および RHEL for Edge イメージをインストールするための Web サーバーのセットアップ を参照してください。

      composer プロセスがキューに追加されたことを確認する画面が表示されます。また、作成されたイメージの UUID (Universally Unique Identifier) 番号も表示されます。UUID 番号を使用してビルドを追跡します。また、更なるタスクのために UUID 番号を手元に保管しておきます。

  2. イメージの作成状態を確認します。

    # composer-cli compose status

    出力には、以下の形式で状態が表示されます。

    <UUID> RUNNING date blueprint-name blueprint-version image-type
    注記

    イメージの作成プロセスは、完了するまでに最大 10 分かかる場合があります。

    イメージ作成プロセスを中断するには、以下を実行します。

    # composer-cli compose cancel <UUID>

    既存イメージを削除するには、以下を実行します。

    # composer-cli compose delete <UUID>
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