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11.4. 製造サーバーのインストールと実行

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fdo-manufacturing-server RPM パッケージを使用すると、FDO プロトコルの製造サーバーコンポーネントを実行できます。また、所有者バウチャー、製造者キー、製造セッションに関する情報など、他のコンポーネントも保存されます。デバイスのインストール中に、製造サーバーは、GUID、rendezvous 情報、その他のメタデータを含む、特定のデバイスのデバイス認証情報を生成します。プロセスの後半で、デバイスはこの rendezvous 情報を使用して Rendezvous サーバーに接続します。

重要

Red Hat は fdo-manufacturing-server ツールをテクノロジープレビュー機能として提供しています。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品サポートのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではない可能性があるため、安全なネットワーク上で実行する必要があります。テクノロジープレビュー機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。テクノロジープレビュー機能のサポート範囲については、Red Hat カスタマーポータルの テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。

manufacturing server の RPM パッケージをインストールするには、次の手順を実行します。

手順

  1. fdo-admin-cli パッケージをインストールします。

    # dnf install -y fdo-admin-cli
  2. fdo-manufacturing-server RPM パッケージがインストールされているかどうかを確認します。

    $ rpm -qa | grep fdo-manufacturing-server --refresh
  3. ファイルが正しくインストールされたかどうかを確認します。

    $ ls /usr/share/doc/fdo

    次の出力が表示されます。

    Output:
    manufacturing-server.yml
    owner-onboarding-server.yml
    rendezvous-info.yml
    rendezvous-server.yml
    serviceinfo-api-server.yml
  4. オプション: 次に、各ファイルの内容を確認します。

    $ cat /usr/share/doc/fdo/manufacturing-server.yml
  5. 製造サーバーを設定します。次の情報を提供する必要があります。

    • 製造サーバーの URL
    • Rendezvous サーバーの IP アドレスまたは DNS 名
    • 生成したキーおよび証明書へのパス。キーおよび証明書の生成 を参照してください。

      製造サーバーの設定ファイルの例は、/usr/share/doc/fdo/manufacturing-server.yml ディレクトリーにあります。以下は、/etc/fdo ディレクトリーに作成および保存される manufacturing server.yml の例です。これには、作成したディレクトリー、証明書、キー、ランデブーサーバーの IP アドレス、およびデフォルトのポートへのパスが含まれています。

      session_store_driver:
        Directory:
          path: /etc/fdo/stores/manufacturing_sessions/
      ownership_voucher_store_driver:
        Directory:
          path: /etc/fdo/stores/owner_vouchers
      public_key_store_driver:
        Directory:
          path: /etc/fdo/stores/manufacturer_keys
      bind: "0.0.0.0:8080"
      protocols:
        plain_di: false
        diun:
          mfg_string_type: SerialNumber
          key_type: SECP384R1
          allowed_key_storage_types:
            - Tpm
            - FileSystem
          key_path: /etc/fdo/keys/diun_key.der
          cert_path: /etc/fdo/keys/diun_cert.pem
      rendezvous_info:
        - deviceport: 8082
          ip_address: 192.168.122.99
          ownerport: 8082
          protocol: http
      manufacturing:
        manufacturer_cert_path: /etc/fdo/keys/manufacturer_cert.pem
        device_cert_ca_private_key: /etc/fdo/keys/device_ca_key.der
        device_cert_ca_chain: /etc/fdo/keys/device_ca_cert.pem
        owner_cert_path: /etc/fdo/keys/owner_cert.pem
        manufacturer_private_key: /etc/fdo/keys/manufacturer_key.der
  6. 製造サーバーを起動します。

    1. systemd ユニットファイルがサーバー内にあるかどうかを確認します。

      # systemctl list-unit-files | grep fdo | grep manufacturing
      fdo-manufacturing-server.service disabled disabled
    2. 製造サーバーを有効にして起動します。

      # systemctl enable --now fdo-manufacturing-server.service
    3. ファイアウォールのデフォルトのポートを開きます。

      # firewall-cmd --add-port=8080/tcp --permanent
      # systemctl restart firewalld
    4. サービスがポート 8080 でリッスンしていることを確認します。

      # ss -ltn
  7. 簡略化されたインストーラーを使用して、RHEL for Edge をシステムにインストールします。簡略化されたインストーラーイメージを構築して、RHEL for Edge image イメージをプロビジョニングする を参照してください。
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