第18章 Atomix Value コンポーネント
Camel バージョン 2.20 以降で利用可能
camel atomix-value コンポーネントを使用すると、Atomix の Distributed Value を操作できます。
Maven ユーザーは、このコンポーネントの pom.xml に以下の依存関係を追加する必要があります。
<dependency> <groupId>org.apache.camel</groupId> <artifactId>camel-atomix</artifactId> <version>${camel-version}</version> </dependency>
18.1. URI 形式
atomix-value:valueName
Atomix Value コンポーネントは、以下に示す 5 個のオプションをサポートしています。
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
configuration (common) | 共有コンポーネントの設定 | AtomixValue Configuration | |
atomix (common) | 共有 AtomixClient インスタンス | AtomixClient | |
nodes (common) | AtomixClient が接続する必要のあるノード | List | |
configurationUri (common) | AtomixClient 設定へのパス | String | |
resolveProperty Placeholders (advanced) | 起動時にコンポーネントがプロパティープレースホルダーを解決するかどうか。String タイプのプロパティーのみがプロパティープレースホルダーを使用できます。 | true | boolean |
Atomix Value エンドポイントは、URI 構文を使用して設定されます。
atomix-value:resourceName
パスおよびクエリーパラメーターを使用します。
18.1.1. パスパラメーター (1 個のパラメーター):
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
resourceName | 必須 分散リソース名 | String |
18.1.2. クエリーパラメーター (17 パラメーター)
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
atomix (common) | 使用する Atomix インスタンス | Atomix | |
configurationUri (common) | Atomix 設定 uri。 | String | |
defaultAction (common) | これがデフォルト動作です。 | SET | Action |
nodes (common) | クラスターを設定するノードのアドレス。 | String | |
resultHeader (common) | 結果を届けるヘッダー。 | String | |
transport (common) | Atomix トランスポートを設定します。 | io.atomix.catalyst.transport.netty.NettyTransport | トランスポート |
ttl (common) | リソース ttl。 | long | |
bridgeErrorHandler (consumer) | コンシューマーの Camel ルーティングエラーハンドラーへのブリッジを許可します。よって、コンシューマーが受信メッセージなどの取得を試行している間に発生した例外は、メッセージとして処理され、ルーティングエラーハンドラーによって処理されます。デフォルトでは、コンシューマーは org.apache.camel.spi.ExceptionHandler を使用して例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | false | boolean |
exceptionHandler (consumer) | コンシューマーによるカスタム ExceptionHandler の使用を許可します。bridgeErrorHandler オプションが有効な場合は、このオプションは使用されないことに注意してください。デフォルトでは、コンシューマーは例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | ExceptionHandler | |
exchangePattern (consumer) | コンシューマーがエクスチェンジを作成する際に交換パターンを設定します。 | ExchangePattern | |
defaultResourceConfig (advanced) | クラスター全体のデフォルトのリソース設定。 | Properties | |
defaultResourceOptions (advanced) | ローカルのデフォルトリソースオプション。 | Properties | |
ephemeral (advanced) | ローカルメンバーが PersistentMember としてグループに参加するかどうかを設定します。ephemeral に設定すると、ローカルメンバーは自動生成された ID を受け取るため、ローカルメンバーは無視されます。 | false | boolean |
readConsistency (advanced) | 読み取り一貫性レベル。 | ReadConsistency | |
resourceConfigs (advanced) | クラスター全体のリソース設定。 | Map | |
resourceOptions (advanced) | ローカルリソースの設定 | Map | |
synchronous (advanced) | 同期処理を厳密に使用するか、Camel が非同期処理を使用できるかどうかを設定します (サポートされている場合)。 | false | boolean |