第135章 Hazelcast Multimap コンポーネント
Camel バージョン 2.7 以降で利用可能
Hazelcast Multimap コンポーネントは、Hazelcast 分散マルチマップにアクセスできる Camel Hazelcast コンポーネントの 1 つです。
135.1. オプション
Hazelcast Multimap コンポーネントは、以下に示す 3 個のオプションをサポートしています。
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
hazelcastInstance (advanced) | hazelcast エンドポイントに使用できる hazelcast インスタンス参照。インスタンス参照を指定しない場合、camel は camel-hazelcast インスタンスのデフォルトの hazelcast インスタンスを使用します。 | HazelcastInstance | |
hazelcastMode (advanced) | hazelcast モードは、どの種類のインスタンスを使用する必要があるかを示しています。モードを指定しないと、ノードモードがデフォルトになります。 | node | String |
resolveProperty Placeholders (advanced) | 起動時にコンポーネントがプロパティープレースホルダーを解決するかどうか。String タイプのプロパティーのみがプロパティープレースホルダーを使用できます。 | true | boolean |
Hazelcast Multimap エンドポイントは、URI 構文を使用して設定されます。
hazelcast-multimap:cacheName
パスおよびクエリーパラメーターを使用します。
135.1.1. パスパラメーター (1 個のパラメーター):
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
cacheName | 必須: キャッシュの名前 | String |
135.1.2. クエリーパラメーター (16 個のパラメーター):
名前 | 説明 | デフォルト | タイプ |
---|---|---|---|
defaultOperation (Common) | 操作ヘッダーが提供されていない場合に、使用するデフォルトの操作を指定します。 | HazelcastOperation | |
hazelcastInstance (Common) | hazelcast エンドポイントに使用できる hazelcast インスタンス参照。 | HazelcastInstance | |
hazelcastInstanceName (Common) | hazelcast エンドポイントに使用できる hazelcast インスタンスの参照名。インスタンス参照を指定しない場合、camel は camel-hazelcast インスタンスのデフォルトの hazelcast インスタンスを使用します。 | String | |
reliable (Common) | エンドポイントが信頼できる Topic 構造体を使用するかどうかを定義します。 | false | boolean |
bridgeErrorHandler (consumer) | コンシューマーの Camel ルーティングエラーハンドラーへのブリッジを許可します。よって、コンシューマーが受信メッセージなどの取得を試行している間に発生した例外は、メッセージとして処理され、ルーティングエラーハンドラーによって処理されます。デフォルトでは、コンシューマーは org.apache.camel.spi.ExceptionHandler を使用して例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | false | boolean |
pollingTimeout (consumer) | Poll モードでの Queue コンシューマーのポーリングタイムアウトを定義します。 | 10000 | long |
poolSize (consumer) | Queue Consumer Executor のプールサイズの定義 | 1 | int |
queueConsumerMode (consumer) | Queue Consumer モードの定義:Listen または Poll | Listen | HazelcastQueueConsumer モード |
exceptionHandler (consumer) | コンシューマーによるカスタム ExceptionHandler の使用を許可します。bridgeErrorHandler オプションが有効な場合は、このオプションは使用されないことに注意してください。デフォルトでは、コンシューマーは例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。 | ExceptionHandler | |
exchangePattern (consumer) | コンシューマーがエクスチェンジを作成する際に交換パターンを設定します。 | ExchangePattern | |
synchronous (advanced) | 同期処理を厳密に使用するか、Camel が非同期処理を使用できるかどうかを設定します (サポートされている場合)。 | false | boolean |
concurrentConsumers (seda) | SEDA キューからの同時コンシューマーのポーリングを使用します。 | 1 | int |
onErrorDelay (seda) | エラーが発生した後、コンシューマーがポーリングを継続するまでの時間(ミリ秒単位)。 | 1000 | int |
pollTimeout (seda) | SEDA キューから消費する際に使用するタイムアウト。タイムアウトが発生すると、コンシューマーは実行を継続できるかどうかを確認できます。値を低く設定すると、シャットダウン時にコンシューマーがより迅速に対応できるようになります。 | 1000 | int |
transacted (seda) | true に設定すると、コンシューマーはトランザクションモードで実行し、処理の完了時に発生するトランザクションがコミットされた場合にのみ seda キュー内のメッセージが削除されます。 | false | boolean |
transferExchange (seda) | true に設定すると、Exchange 全体が転送されます。ヘッダーまたはボディにシリアライズ可能なオブジェクトが含まれていない場合、それらはスキップされます。 | false | boolean |