第110章 FTP コンポーネント


Camel バージョン 1.1 以降で利用可能

このコンポーネントは、FTP および SFTP プロトコルを介したリモートファイルシステムへのアクセスを提供します。

リモート FTP サーバーから使用する場合は、ファイルの使用に関する詳細について、さらに下の ファイルを使用する場合のデフォルト というタイトルのセクションを必ずお読みください。

絶対パスはサポートされて いませんCamel 2.16 は、directoryname から先頭のスラッシュをすべて削除することにより、絶対パスを相対パスに変換します。ログに WARN メッセージが出力されます。

Maven ユーザーは、このコンポーネントの pom.xml に以下の依存関係を追加する必要があります。

<dependency>
    <groupId>org.apache.camel</groupId>
    <artifactId>camel-ftp</artifactId>
    <version>x.x.x</version>See the documentation of the Apache Commons
    <!-- use the same version as your Camel core version -->
</dependency>

110.1. URI 形式

ftp://[username@]hostname[:port]/directoryname[?options]
sftp://[username@]hostname[:port]/directoryname[?options]
ftps://[username@]hostname[:port]/directoryname[?options]

directoryname は、基礎となるディレクトリーを表します。ディレクトリー名は相対パスです。絶対パスはサポートされて いません。相対パスには、/inbox/us などのネストされたフォルダーを含めることができます。

Camel 2.16 より前のバージョンの Camel の場合、このコンポーネントは autoCreate オプション (ファイルコンポーネントがサポートする) をサポートしていないため、directoryName はすでに存在している 必要があります。その理由は、FTP 管理者 (FTP サーバー) のタスクが適切にユーザーアカウントを設定し、適切なファイルアクセス許可を持つホームディレクトリーなどを設定するためです。

Camel 2.16 では、autoCreate オプションがサポートされています。コンシューマーが開始すると、ポーリングがスケジュールされる前に、エンドポイント用に設定されたディレクトリーを作成するために追加の FTP 操作が実行されます。autoCreate のデフォルト値は true です。

ユーザー名 が指定されていない場合、パスワードを使用せずに 匿名 ログインが試行されます。
ポート 番号が指定されていない場合、Camel はプロトコル (ftp = 21、sftp = 22、ftps = 2222) に従ってデフォルト値を提供します。

URI には、?option=value&option=value&…​ の形式でクエリーオプションを追加できます。

このコンポーネントは、実際の FTP 作業に 2 つの異なるライブラリーを使用します。FTP と FTPS は Apache Commons Net を使用し、SFTP は JCraft JSCH を使用します。

FTPS コンポーネントは、Camel 2.2 以降でのみ使用できます。
FTPS (FTP セキュアとも呼ばれる) は、Transport Layer Security (TLS) および Secure Sockets Layer (SSL) 暗号化プロトコルのサポートを追加する FTP の拡張機能です。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.