7.2.4. Debezium PostgreSQL の変更イベントレコードを受信する Kafka トピックのデフォルト名


デフォルトでは、PostgreSQL コネクターは、テーブルで発生するすべての INSERTUPDATEDELETE 操作の変更イベントを、そのテーブルに固有の単一の Apache Kafka トピックに書き込みます。コネクターは以下の規則を使用して変更イベントトピックに名前を付けます。

serverName.schemaName.tableName

以下のリストは、デフォルト名のコンポーネントの定義を示しています。

serverName
database.server.name コネクター設定プロパティーで指定したコネクターの論理名です。
schemaName
変更イベントが発生したデータベーススキーマの名前。
tableName
変更イベントが発生したデータベーステーブルの名前。

例えば、postgres データベースと、productsproducts_on_handcustomersorders の 4 つのテーブルを含む inventory スキーマを持つ PostgreSQL インストレーションの変更をキャプチャするコネクターの設定において、fulfillment が論理的なサーバー名であるとします。コネクターは以下の 4 つの Kafka トピックにレコードをストリーミングします。

  • fulfillment.inventory.products
  • fulfillment.inventory.products_on_hand
  • fulfillment.inventory.customers
  • fulfillment.inventory.orders

テーブルは特定のスキーマの一部ではなく、デフォルトの public PostgreSQL スキーマで作成されたとします。Kafka トピックの名前は以下になります。

  • fulfillment.public.products
  • fulfillment.public.products_on_hand
  • fulfillment.public.customers
  • fulfillment.public.orders

コネクターは、同様の命名規則を適用して、トランザクション メタデータのトピックをラベル付けします。

デフォルトのトピック名が要件を満たさない場合は、カスタムトピック名を設定できます。カスタムトピック名を設定するには、論理トピックルーティング SMT に正規表現を指定します。論理トピックルーティング SMT を使用してトピックの命名をカスタマイズする方法は、トピックルーティング を参照してください。

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