12.3.3. Debezium コンテンツベースルーティングの式で使用される変数


Debezium は、特定の変数を SMT の評価コンテキストにバインドします。ルーティング先を制御するための条件を指定する式を作成する場合、SMT はこれらの変数の値を検索して解釈し、式の条件を評価することができます。

以下の表に、Debezium がコンテンツベースのルーティング SMT の評価コンテキストにバインドする変数のリストを示します。

表12.2 コンテンツベースルーティングの式で使用される変数
名前説明タイプ

key

メッセージのキー。

org.apache.kafka.connect​.data​.Struct

value

メッセージの値。

org.apache.kafka.connect​.data​.Struct

keySchema

Schema of the message key.

org.apache.kafka.connect​.data​.Schema

valueSchema

メッセージの値のスキーマ。

org.apache.kafka.connect​.data​.Schema

topic

ルーティング先トピックの名前。

String

ヘッダー

メッセージヘッダーの Java マッピング。キーフィールドはヘッダー名です。headers 変数は、以下のプロパティーを公開します。

  • value (タイプ: Object)
  • schema (タイプ: org.apache.kafka​.connect​.data​.Schema)

java.util.Map​<String,​ io.debezium​.transforms​.scripting​.RecordHeader>

式は、その変数に対して任意のメソッドを呼び出すことができます。式は、SMT がメッセージをどのように処理するかを定義するブール値に解決する必要があります。式のルーティング条件が true と評価されると、メッセージは維持されます。ルーティング条件が false と評価されると、メッセージは削除されます。

式がそれ以外の効果を及ぼすことは許されません。つまり、式が渡す変数を変更することは許されません。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.