12.6.7. JSON としてエスケープされた JSON 文字列の拡張


Debezium 送信トレイメッセージに String として表現された payload が含まれていることに気付いたかもしれません。そのため、この文字列が実際の JSON の場合、以下のように Kafka メッセージでエスケープされて表示されます。

# Kafka Topic: outbox.event.order
# Kafka Message key: "1"
# Kafka Message Headers: "id=4d47e190-0402-4048-bc2c-89dd54343cdc"
# Kafka Message Timestamp: 1556890294484
{
  "{\"id\": 1, \"lineItems\": [{\"id\": 1, \"item\": \"Debezium in Action\", \"status\": \"ENTERED\", \"quantity\": 2, \"totalPrice\": 39.98}, {\"id\": 2, \"item\": \"Debezium for Dummies\", \"status\": \"ENTERED\", \"quantity\": 1, \"totalPrice\": 29.99}], \"orderDate\": \"2019-01-31T12:13:01\", \"customerId\": 123}"
}

送信トレイイベントルーターを使用すると、JSON ドキュメント自体から推測されるコンパニオンスキーマを使用して、このメッセージコンテンツを実際 JSON に展開できます。これにより、Kafka メッセージは以下のようになります。

# Kafka Topic: outbox.event.order
# Kafka Message key: "1"
# Kafka Message Headers: "id=4d47e190-0402-4048-bc2c-89dd54343cdc"
# Kafka Message Timestamp: 1556890294484
{
  "id": 1, "lineItems": [{"id": 1, "item": "Debezium in Action", "status": "ENTERED", "quantity": 2, "totalPrice": 39.98}, {"id": 2, "item": "Debezium for Dummies", "status": "ENTERED", "quantity": 1, "totalPrice": 29.99}], "orderDate": "2019-01-31T12:13:01", "customerId": 123
}

この変換を有効にするには、table.expand.json.payload を true に設定し、以下のように JsonConverter を使用する必要があります。

transforms=outbox,...
transforms.outbox.type=io.debezium.transforms.outbox.EventRouter
transforms.outbox.table.expand.json.payload=true
value.converter=org.apache.kafka.connect.json.JsonConverter
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.