はじめに
Debezium は、データベースの行レベルの変更をキャプチャーする分散サービスのセットで、アプリケーションがそれらの変更を認識し、応答できるようにします。Debezium は、各データベーステーブルにコミットされたすべての行レベルの変更を記録します。各アプリケーションは、対象のトランザクションログを読み取り、発生した順序ですべての操作を確認します。
本ガイドでは、以下の Debezium トピックの使用方法について説明します。
- 1章Debezium の概要
- 2章必要となるカスタムリソースのアップグレード
- 3章Db2 の Debezium コネクター
- 4章MongoDB の Debezium コネクター
- 5章MySQL の Debezium コネクター
- 6章Oracle の Debezium コネクター
- 7章PostgreSQL の Debezium コネクター
- 8章SQL Server の Debezium コネクター
- 9章Debezium の監視
- 10章Debezium のログ機能
- 11章アプリケーション用 Debezium コネクターの設定
- 12章Apache Kafka で交換されたメッセージを修正するためのトランスフォームの適用
多様性を受け入れるオープンソースの強化
Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、Red Hat CTO である Chris Wright のメッセージ をご覧ください。