12.7.7. JSON としてエスケープされた JSON 文字列の拡張


デフォルトでは、Debezium 送信トレイメッセージの payload は文字列として表されます。文字列の元のソースが JSON 形式の場合、次の例に示すように、結果の Kafka メッセージはエスケープシーケンスを使用して文字列を表します。

# Kafka Topic: outbox.event.order
# Kafka Message key: "1"
# Kafka Message Headers: "id=596e275826f08b2730779e1f"
# Kafka Message Timestamp: 1556890294484
{
  "{\"id\": {\"$oid\": \"da8d6de63b7745ff8f4457db\"}, \"lineItems\": [{\"id\": 1, \"item\": \"Debezium in Action\", \"status\": \"ENTERED\", \"quantity\": 2, \"totalPrice\": 39.98}, {\"id\": 2, \"item\": \"Debezium for Dummies\", \"status\": \"ENTERED\", \"quantity\": 1, \"totalPrice\": 29.99}], \"orderDate\": \"2019-01-31T12:13:01\", \"customerId\": 123}"
}

メッセージの内容を展開し、エスケープされた JSON を元のエスケープされていない JSON 形式に変換するように、送信トレイイベントルーターを設定できます。変換された文字列では、コンパニオンスキーマは元の JSON ドキュメントから推定されます。次の例は、結果の Kafka メッセージで展開された JSON を示しています。

# Kafka Topic: outbox.event.order
# Kafka Message key: "1"
# Kafka Message Headers: "id=596e275826f08b2730779e1f"
# Kafka Message Timestamp: 1556890294484
{
  "id": "da8d6de63b7745ff8f4457db", "lineItems": [{"id": 1, "item": "Debezium in Action", "status": "ENTERED", "quantity": 2, "totalPrice": 39.98}, {"id": 2, "item": "Debezium for Dummies", "status": "ENTERED", "quantity": 1, "totalPrice": 29.99}], "orderDate": "2019-01-31T12:13:01", "customerId": 123
}

変換時の文字列変換を有効にするには、collection.expand.json.payload の値を true に設定し、次の例に示すように StringConverter を使用します。

transforms=outbox,...
transforms.outbox.type=io.debezium.connector.mongodb.transforms.outbox.MongoEventRouter
transforms.outbox.collection.expand.json.payload=true
value.converter=org.apache.kafka.connect.storage.StringConverter
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