12.4. ログカテゴリーの設定
ここでは、管理 CLI を使用してログカテゴリーを設定する方法を説明します。管理コンソールを使用してログカテゴリーを設定することもできます。設定 タブから ログ記録 サブシステムに移動し、ログカテゴリー タブを選択します。
ログカテゴリーを設定するために実行する主なタスクは次のとおりです。
ロギングプロファイルにログカテゴリーを設定する場合、 コマンドの最初は /subsystem=logging/ ではなく /subsystem=logging/logging-profile=
になります。
LOGGING_PROFILE_NAME
/
さらに、マネージドドメインで実行している場合はコマンドの前に /profile=PROFILE_NAME
を付けます。
ログカテゴリーの追加
ログカテゴリー名は、元の Java パッケージによって定義されます。ログレベルなどのその他の設定に準拠する限り、そのパッケージのクラスからのメッセージはキャプチャーされます。
/subsystem=logging/logger=LOG_CATEGORY:add
ログカテゴリーの設定
必要性に応じて、以下のログカテゴリー属性を 1 つ以上設定する必要がある場合があります。利用できるログカテゴリー属性の完全リストと説明は、ログカテゴリーの属性 を参照してください。
ログレベルを設定します。
ログカテゴリーの適切なログレベルを設定します。デフォルトは
ALL
です。利用できるオプションは、ログレベル を参照してください。/subsystem=logging/logger=LOG_CATEGORY:write-attribute(name=level,value=LEVEL)
このカテゴリーがルートロガーのログハンドラーを使用するかどうかを設定します。
デフォルトでは、ログカテゴリーは独自のハンドラーと、ルートロガーのハンドラーを使用します。ログカテゴリーが割り当てられたハンドラーのみを使用する必要がある場合は
use-parent-handlers
属性をfalse
に設定します。/subsystem=logging/logger=LOG_CATEGORY:write-attribute(name=use-parent-handlers,value=USE_PARENT_HANDLERS)
フィルター式を設定します。
ログカテゴリーのログメッセージをフィルターするために式を設定します。必ずコンマと引用符はエスケープ処理し、引用符で囲むようにしてください。たとえば、以下の置換可能な
変数では、FILTER_EXPRESSION
not(match("WFLY"))
のフィルター式を "not(match(\"WFLY\"))" に置き換える必要があります。/subsystem=logging/logger=LOG_CATEGORY:write-attribute(name=filter-spec, value=FILTER_EXPRESSION)
利用可能なフィルター式の詳細は フィルター式 の項を参照してください。
ハンドラーの割り当て
ログハンドラーをログカテゴリーに割り当てます。
/subsystem=logging/logger=LOG_CATEGORY:add-handler(name=LOG_HANDLER_NAME)
ログカテゴリーの削除
ログカテゴリーは remove
操作で削除できます。
/subsystem=logging/logger=LOG_CATEGORY:remove