A.23. Undertow サブシステムの属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
default-security-domain | other | Web デプロイメントによって使用されるデフォルトのセキュリティードメイン。 |
default-server | default-server | デプロイメントに使用するデフォルトのサーバー。 |
default-servlet-container | default | デプロイメントに使用するデフォルトのサーブレットコンテナー。 |
default-virtual-host | default-host | デプロイメントに使用するデフォルトの仮想ホスト。 |
instance-id | ${jboss.node.name} | クラスターインスタンス ID。 |
statistics-enabled | false | 統計を有効にするかどうか。 |
バッファーキャッシュの属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
buffer-size | 1024 | バッファーのサイズ。バッファーが小さいと領域をより効率的に使用できます。 |
buffers-per-region | 1024 | リージョンごとのバッファーの数。 |
max-regions | 10 | リージョンの最大数。キャッシングに使用できる最大メモリー容量を制御します。 |
サーブレットコンテナーの属性
サーブレットコンテナーコンポーネントの構造は次のとおりです。
servlet-container 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
allow-non-standard-wrappers | false | 標準のラッパークラスを拡張しないリクエストおよび応答ラッパーが使用可能であるかどうか。 |
default-buffer-cache | default | 静的リソースのキャッシュに使用するバッファーキャッシュ。 |
default-encoding | デプロイされたすべてのアプリケーションに使用するデフォルトのエンコード。 | |
default-session-timeout | 30 | コンテナーにデプロイされたすべてのアプリケーションに対するデフォルトのセッションタイムアウト (分単位)。 |
directory-listing | デフォルトのサーブレットにディレクトリーリスティングを有効にするかどうか。 | |
disable-caching-for-secured-pages | true | ヘッダーを設定してセキュア化されたページのキャッシュを無効にするかどうか。無効にすると機密性の高いページが中間者によってキャッシュされる可能性があるため、セキュリティー上の問題が発生することがあります。 |
eager-filter-initialization | false | 最初にリクエストされたときではなく、デプロイメントの開始時に filter init() を呼び出すかどうか。 |
ignore-flush | false | サーブレット出力ストリームでのフラッシュを無視します。ほとんどの場合でパフォーマンスに悪影響を与えます。 |
max-sessions | 1 度にアクティブにできるセッションの最大数。 | |
proactive-authentication | false |
プロアクティブ認証を使用すべきかどうか。 |
session-id-length | 30 | 生成されたセッション ID の長さ。セッション ID が長いほどセキュアになります。 |
stack-trace-on-error | local-only | エラーの発生時にスタックトレースのあるエラーページを生成するかどうか。値は all、none、および local-only です。 |
use-listener-encoding | false | リスナーで定義されたエンコードを使用します。 |
mime-mapping 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
value | このマッピングの mime タイプ。 |
welcome-file 属性
ウェルカムファイルを定義し、オプションはありません。
crawler-session-management 属性
クローラーボット (crawler bot) に特別なセッション処理を設定します。
管理 CLI を使用して crawler-session-management
要素を管理する場合、servlet-container
要素の settings
下で使用できます。以下に例を示します。
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=crawler-session-management:add /subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=crawler-session-management:read-resource
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=crawler-session-management:add
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=crawler-session-management:read-resource
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
session-timeout | クローラーが所有するセッションのセッションタイムアウト (秒単位)。 | |
user-agents | クローラーのユーザーエージェントの一致に使用される正規表現。 |
jsp 属性
管理 CLI を使用して jsp
要素を管理する場合、servlet-container
要素の settings
下で使用できます。以下に例を示します。
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=jsp:read-resource
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=jsp:read-resource
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
check-interval | 0 | バックグラウンドスレッドを使用して JSP 更新の間隔をチェックします。 |
development | false | JSP のリロードをオンザフライで有効にする開発モードを有効にします。 |
disabled | false | JSP コンテナーを有効にします。 |
display-source-fragment | true | ランタイムエラーの発生時に、対応する JSP ソースの断片の表示を試行します。 |
dump-smap | false | SMAP データをファイルに書き込みます。 |
error-on-use-bean-invalid-class-attribute | false | useBean で不適切なクラスを使用するときにエラーを有効にします。 |
generate-strings-as-char-arrays | false | String 定数を char 配列として生成します。 |
java-encoding | UTF8 | Java ソースに使用するエンコーディングを指定します。 |
keep-generated | true | 生成されたサーブレットを保持します。 |
mapped-file | true | JSP ソースへマップします。 |
modification-test-interval | 4 | 更新の 2 つのテスト間の最小時間 (秒単位)。 |
optimize-scriptlets | false | 文字列連結の削除に JSP スクリプトレットを最適化するかどうか。 |
recompile-on-fail | false | 各リクエストで失敗した JSP のコンパイルを再試行します。 |
scratch-dir | 別のワークディレクトリーを指定します。 | |
smap | true | SMAP を有効にします。 |
source-vm | 1.8 | コンパイルのソース VM レベル。 |
tag-pooling | true | タブプーリングを有効にします。 |
target-vm | 1.8 | コンパイルのターゲット VM レベル。 |
trim-spaces | false | 生成されたサーブレットから一部の領域をトリミングします。 |
x-powered-by | true | x-powered-by で JSP エンジンのアドバタイズを有効にします。 |
persistent-sessions 属性
管理 CLI を使用して persistent-sessions
要素を管理する場合、servlet-container
要素の settings
下で使用できます。以下に例を示します。
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=persistent-sessions:add /subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=persistent-sessions:read-resource
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=persistent-sessions:add
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=persistent-sessions:read-resource
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
path | 永続セッションデータディレクトリーへのパス。null の場合、セッションがメモリーに保存されます。 | |
relative-to | 相対パスの起点となるディレクトリー。 |
session-cookie 属性
管理 CLI を使用して session-cookie
要素を管理する場合、servlet-container
要素の settings
下で使用できます。以下に例を示します。
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=session-cookie:add /subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=session-cookie:read-resource
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=session-cookie:add
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=session-cookie:read-resource
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
comment | クッキーのコメント。 | |
domain | クッキーのドメイン。 | |
http-only | クッキーが http 専用であるかどうか。 | |
max-age | クッキーの最大有効期間。 | |
name | クッキーの名前。 | |
secure | クッキーがセキュアであるかどうか。 |
websockets 属性
管理 CLI を使用して websockets
要素を管理する場合、servlet-container
要素の settings
下で使用できます。以下に例を示します。
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=websockets:read-resource
/subsystem=undertow/servlet-container=default/setting=websockets:read-resource
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
buffer-pool | default | websocket デプロイメントに使用するバッファープール。 |
dispatch-to-worker | true |
コールバックがワーカースレッドにディスパッチされるべきかどうか。 |
worker | default | websocket デプロイメントに使用するワーカー。 |
フィルターの属性
custom-filter フィルター
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
class-name | HttpHandler のクラス名。 | |
module | クラスをロードできるモジュール名。 | |
parameters | フィルターのパラメーター。 |
error-page フィルター
エラーページ。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
code | エラーページコード。 | |
path | エラーページパス。 |
expression-filter フィルター
Undertow 式言語から解析されたフィルター。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
expression | フィルターを定義する式。 | |
module | フィルター定義のロードに使用するモジュール。 |
gzip フィルター
gzip フィルターを定義し、属性はありません。
mod-cluster フィルター
mod-cluster フィルターコンポーネントの構造は次のとおりです。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
advertise-frequency | 10000 | ネットワーク上で mod_cluster 自体がアドバタイズする頻度 (ミリ秒単位)。 |
advertise-path | / | このパス以下に mod-cluster が登録されます。 |
advertise-protocol | http | 使用中のプロトコル。 |
advertise-socket-binding | アドバタイズに使用されるマルチキャストグループ。 | |
broken-node-timeout | 60000 | この期間の経過後に破損したノードがテーブルから削除されます。 |
cached-connections-per-thread | 5 | 無期限に維持される接続の数。 |
connection-idle-timeout | 60 |
接続がアイドル状態でいられる期間。この期間を経過すると接続が閉じられます。 プールサイズが設定された最小値に達すると ( |
connections-per-thread | 10 | IO スレッドごとにバックエンドサーバーに保持される接続の数。 |
enable-http2 | false | ロードバランサーがバックエンド接続の HTTP/2 へのアップグレードを試行すべきかどうか。HTTP/2 がサポートされていない場合は通常どおり HTTP または HTTPS が使用されます。 |
health-check-interval | 10000 | バックエンドノードへのヘルスチェック ping の頻度。 |
management-access-predicate |
mod_cluster 管理コマンドを実行できるかどうかを判断するために受信リクエストに適用される述語。 | |
management-socket-binding | mod_cluster 管理ポートのソケットバインディング。mod_cluster を使用する場合、リクエストを処理するパブリックの HTTP リスナーと、mod_cluster コマンドを処理するための内部ネットワークにバインドされた HTTP リスナーの 2 つの HTTP リスナーを定義する必要があります。このソケットバインディングは内部リスナーと対応する必要があり、公的にアクセスできない必要があります。 | |
max-request-time | -1 | バックエンドノードへのリクエストの送信にかかる最大期間。この期間を超えるとリクエストが Kill されます。 |
request-queue-size | 10 | 接続プールが満杯の場合にキューに置けるリクエストの数。 この数を超えるリクエストは拒否され、503 エラーが発生します。 |
security-key | mod_cluster グループに使用されるセキュリティーキー。すべてのメンバーが同じセキュリティーキーを使用する必要があります。 | |
security-realm | SSL 設定を提供するセキュリティーレルム。 | |
use-alias | false | エイリアスチェックが実行されるかどうか。 |
worker | default | アドバタイズ通知の送信に使用される XNIO ワーカー。 |
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
max-attempts | リクエストをバックエンドサーバーへ送信する試行回数。 | |
sticky-session | スティッキーセッションが有効であるかどうか。 | |
sticky-session-cookie | セッションクッキー名。 | |
sticky-session-force |
| |
sticky-session-path | スティッキーセッションクッキーのパス。 | |
sticky-session-remove | リクエストを正しいホストへルーティングできない場合、セッションクッキーを削除します。 | |
wait-worker | 利用可能なワーカーを待つ秒数。 |
load-balancing-group 属性
ロードバランシンググループを定義し、オプションはありません。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
aliases | ノードのエイリアス。 | |
cache-connections | 無期限に維持される接続の数。 | |
elected | 選択 (elected) 数。 | |
flush-packets | 受信したデータを即座にフラッシュするかどうか。 | |
load | このノードの現在の負荷。 | |
load-balancing-group | このノードが属するロードバランシンググループ。 | |
max-connections | IO スレッドごとの最大接続数。 | |
open-connections | 現在開かれている接続の数。 | |
ping | ノードの ping。 | |
queue-new-requests | リクエストが受信され、即座に使用できるワーカーがない場合にキューに置くかどうか。 | |
read | ノードから読み取るバイト数。 | |
request-queue-size | リクエストキューのサイズ。 | |
status | このノードの現在の状態。 | |
timeout | リクエストのタイムアウト。 | |
ttl |
接続の数が | |
uri | ロードバランサーがノードへの接続に使用する URI。 | |
written | ノードに転送されたバイト数。 |
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
requests | このコンテキストに対するリクエストの数。 | |
status | このコンテキストの状態。 |
request-limit フィルター
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
max-concurrent-requests | 同時リクエストの最大数。 | |
queue-size | キューに置くリクエスト数。この数を超えるリクエストは拒否されます。 |
response-header フィルター
response-header フィルターはカスタムヘッダーの追加を可能にします。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
header-name | ヘッダー名。 | |
header-value | ヘッダーの値 |
rewrite フィルター
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
redirect | false | 再書き込みの代わりにリダイレクトが行われるかどうか。 |
target | ターゲットを定義する式。定数ターゲットにリダイレクトを行う場合は、値を単一引用符で囲みます。 |
ハンドラーの属性
file 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
cache-buffer-size | 1024 | バッファーのサイズ。 |
cache-buffers | 1024 | バッファーの数。 |
case-sensitive | true |
大文字と小文字を区別してファイルを処理するかどうか。 |
directory-listing | false | ディレクトリーのリストを有効にするかどうか。 |
follow-symlink | false | シンボリックリンクのフォローを有効にするかどうか。 |
path | ファイルハンドラーがリソースに対応する場所からのファイルシステム上のパス。 | |
safe-symlink-paths | シンボリックリンクのターゲットとして安全なパス。 |
静的リソースに WebDAV を使用
過去のバージョンの JBoss EAP では、web
サブシステムで WebDAV を使用して (WebdavServlet
経由) 静的リソースをホストし、追加の HTTP メソッドを有効にしてこれらのファイルへのアクセスや操作を実行できました。JBoss EAP 7 では、ファイルハンドラーを経由した静的ファイルの対応メカニズムは undertow
サブシステムによって提供されますが、undertow
サブシステムは WebDAV をサポートしません。JBoss EAP 7 で WebDAV を使用する場合は、カスタムの WebDav サーブレットを記述してください。
reverse-proxy 属性
reverse-proxy ハンドラーコンポーネントの構造は以下のとおりです。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
cached-connections-per-thread | 5 | 無期限に維持される接続の数。 |
connection-idle-timeout | 60 | 接続がアイドル状態でいられる期間。この期間を経過すると接続が閉じられます。 プールサイズが設定された最小値に達すると (cached-connections-per-thread によって設定) 接続はタイムアウトしません。 |
connections-per-thread | 10 | IO スレッドごとにバックエンドサーバーに保持される接続の数。 |
max-request-time | -1 | プロキシーリクエストがアクティブな状態でいられる最大時間。この値を超えるとリクエストは kill されます。 デフォルトは unlimited (無制限) です。 |
problem-server-retry | 30 | ダウンしたサーバーへの再接続を試みる前に待機する時間 (秒単位)。 |
request-queue-size | 10 | 接続プールが満杯の場合にキューに置けるリクエストの数。 この数を超えるリクエストは拒否され、503 エラーが発生します。 |
session-cookie-names | JSESSIONID | セッションクッキー名のコンマ区切りリスト。通常は JSESSIONID。 |
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
instance-id | スティッキーセッションを有効にするために使用されるインスタンス ID または JVM ルート。 | |
outbound-socket-binding | このホストのアウトバウンドソケットバインディング。 | |
path | / | ホストがルート以外のリソースを使用する場合のオプションのパス。 |
scheme | http | 使用されるスキームの種類。 |
security-realm | ホストへの接続の SSL 設定を提供するセキュリティーレルム。 |
サーバーの属性
server コンポーネントの構造は次のとおりです。
server 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
default-host | default-host | サーバーのデフォルトの仮想ホスト。 |
servlet-container | default | サーバーのデフォルトのサーブレットコンテナー。 |
http-listener 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
allow-encoded-slash | false |
リクエストにエンコードされた文字 (例: |
allow-equals-in-cookie-value | false | 引用符で囲まれていないクッキー値のエスケープされていない等号記号を許可するかどうか。引用符で囲まれていないクッキー値に等号記号が含まれないことがあります。等号記号が含まれると、等号の前で値が終了します。残りのクッキー値は破棄されます。 |
always-set-keep-alive | true | 仕様が厳密に必要としない場合でも Connection: keep-alive ヘッダーが応答に追加されるかどうか。 |
buffer-pipelined-data | false | パイプライン化されたリクエストをバッファーするかどうか。 |
buffer-pool | default | リスナーのバッファープール。 |
certificate-forwarding | false |
証明書の転送を有効にするかどうか。有効な場合、リスナーは |
decode-url | true | 選択された文字エンコーディング (デフォルトでは UFT-8) を使用してパーサーが URL およびクエリーパラメーターをデコードするかどうか。false の場合はデコードされません。これにより、ハンドラーによる希望の文字セットへのデコードが可能になります。 |
disallowed-methods | ["TRACE"] | 許可されない HTTP メソッドのコンマ区切りリスト。 |
enable-http2 | false | このリスナーの HTTP/2 サポートを有効にするかどうか。 |
enabled | true | リスナーが有効であるかどうか。 |
http2-enable-push | true | この接続に対してサーバープッシュが有効であるかどうか。 |
http2-header-table-size | HPACK 圧縮に使用されるヘッダーテーブルのサイズ (バイト単位)。このメモリー量が圧縮のために接続ごとに割り当てられます。より大きな値はより多くのメモリーを使用しますが、圧縮が向上されます。 | |
http2-initial-window-size | クライアントがサーバーにデータを送信できる速度を制御するフロー制御ウインドウサイズ (バイト単位)。 | |
http2-max-concurrent-streams | 単一の接続上でいつでもアクティブな状態になれる HTTP/2 の最大数。 | |
http2-max-frame-size | HTTP/2 フレームの最大サイズ。 | |
http2-max-header-list-size | サーバーが許可する用意があるリクエストヘッダーの最大サイズ。 | |
max-buffered-request-size | 16384 | バッファー済みのリクエストの最大サイズ (バイト単位)。 リクエストは通常バッファーされませんが、バッファーされる最も一般的なケースが POST リクエストの SSL 再ネゴシエーションを実行する場合です。 再ネゴシエーションを実行するには、POST データを完全にバッファーする必要があります。 |
max-connections | 同時接続の最大数。 | |
max-cookies | 200 | 解析されるクッキーの最大数。ハッシュの脆弱性に対して保護するために使用されます。 |
max-header-size | 1048576 | HTTP リクエストヘッダーの最大サイズ (バイト単位)。 |
max-headers | 200 | 解析されるヘッダーの最大数。ハッシュの脆弱性に対して保護するために使用されます。 |
max-parameters | 1000 | 解析されるパラメーターの最大数。ハッシュの脆弱性に対して保護するために使用されます。クエリーパラメーターと POST データの両方に適用されますが累積されません。たとえば、max-parameters の 2 倍をパラメーターの合計数とすることができます。 |
max-post-size | 10485760 | 許可される最大 POST サイズ。 |
no-request-timeout | 60000 | 接続がアイドル状態でいられる期間 (ミリ秒単位)。 この期間を超えると接続がコンテナーによって閉じられます。 |
proxy-address-forwarding | false | x-forwarded-host および同様のヘッダーを有効にし、リモート IP アドレスおよびホスト名を設定するかどうか。 |
read-timeout | ソケットの読み取りタイムアウトを設定します (ミリ秒単位)。読み取りに成功しないまま指定の時間が経過すると、ソケットの次の読み取りによって ReadTimeoutException が発生します。 | |
receive-buffer | 受信バッファーサイズ。 | |
record-request-start-time | false | リクエストの開始時間を記録し、リクエスト時間がログに記録されるようにするかどうか。パフォーマンスへの影響は小さいながら、ある程度の影響を与えます。 |
redirect-socket | このリスナーが SSL でないリクエストをサポートし、リクエストが一致する必要がある SSL トランスポートに対して受信された場合、リクエストをここに指定されたソケットバインディングポートに自動的にリダイレクトするかどうか。 | |
request-parse-timeout | リクエストの解析に費やすことができる最大時間 (ミリ秒単位)。 | |
resolve-peer-address | false | ホストの DNS ルックアップを有効にします。 |
send-buffer | 送信バッファーサイズ。 | |
socket-binding | リスナーのソケットバインディング。 | |
tcp-backlog | 指定のバックログでサーバーを設定します。 | |
tcp-keep-alive | 実装に依存して TCP キープアライブメッセージを送信するようチャネルを設定します。 | |
url-charset | UTF-8 | URL の文字セット。 |
worker | default | リスナーの XNIO ワーカー。 |
write-timeout | ソケットの書き込みタイムアウトを設定します (ミリ秒単位)。書き込みに成功しないまま指定の時間が経過すると、ソケットの次の書き込みによって WriteTimeoutException が発生します。 |
次の属性は読み取り専用であり、undertow
サブシステムの統計が有効になっている場合にのみ使用できます。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
bytes-received | このリスナーによって受信されたバイト数。 | |
bytes-sent | このリスナーによって送信されたバイト数。 | |
error-count | このリスナーによって送信された 500 応答コードの数。 | |
max-processing-time | このリスナーのリクエストによる最大処理時間。 | |
processing-time | このリスナーによって処理されるすべてのリクエストの合計処理時間。 | |
request-count | このリスナーが対応したリクエストの数。 |
https-listener 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
allow-encoded-slash | false |
リクエストにエンコードされた文字 (例: |
allow-equals-in-cookie-value | false | 引用符で囲まれていないクッキー値のエスケープされていない等号記号を許可するかどうか。引用符で囲まれていないクッキー値に等号記号が含まれないことがあります。等号記号が含まれると、等号の前で値が終了します。残りのクッキー値は破棄されます。 |
always-set-keep-alive | true | 仕様が厳密に必要としない場合でも Connection: keep-alive ヘッダーが応答に追加されるかどうか。 |
buffer-pipelined-data | false | パイプライン化されたリクエストをバッファーするかどうか。 |
buffer-pool | default | リスナーのバッファープール。 |
decode-url | true | 選択された文字エンコーディング (デフォルトでは UFT-8) を使用してパーサーが URL およびクエリーパラメーターをデコードするかどうか。false の場合はデコードされません。これにより、ハンドラーによる希望の文字セットへのデコードが可能になります。 |
disallowed-methods | ["TRACE"] | 許可されない HTTP メソッドのコンマ区切りリスト。 |
enable-http2 | false | このリスナーの HTTP/2 サポートを有効にします。 |
enable-spdy | false | このリスナーの SPDY サポートを有効にします。 |
enabled | true | リスナーが有効であるかどうか。 |
enabled-cipher-suites | 有効な SSL 暗号を設定します。 | |
enabled-protocols | SSL プロトコルを設定します。 | |
http2-enable-push | true | この接続に対してサーバープッシュが有効であるかどうか。 |
http2-header-table-size | HPACK 圧縮に使用されるヘッダーテーブルのサイズ (バイト単位)。このメモリー量が圧縮のために接続ごとに割り当てられます。より大きな値はより多くのメモリーを使用しますが、圧縮が向上されます。 | |
http2-initial-window-size | クライアントがサーバーにデータを送信できる速度を制御するフロー制御ウインドウサイズ (バイト単位)。 | |
http2-max-concurrent-streams | 単一の接続上でいつでもアクティブな状態になれる HTTP/2 の最大数。 | |
http2-max-frame-size | HTTP/2 フレームの最大サイズ。 | |
http2-max-header-list-size | サーバーが許可する用意があるリクエストヘッダーの最大サイズ。 | |
max-buffered-request-size | 16384 | バッファー済みのリクエストの最大サイズ (バイト単位)。 リクエストは通常バッファーされませんが、バッファーされる最も一般的なケースが POST リクエストの SSL 再ネゴシエーションを実行する場合です。 再ネゴシエーションを実行するには、POST データを完全にバッファーする必要があります。 |
max-connections | 同時接続の最大数。 | |
max-cookies | 100 | 解析されるクッキーの最大数。ハッシュの脆弱性に対して保護するために使用されます。 |
max-header-size | 1048576 | HTTP リクエストヘッダーの最大サイズ (バイト単位)。 |
max-headers | 200 | 解析されるヘッダーの最大数。ハッシュの脆弱性に対して保護するために使用されます。 |
max-parameters | 1000 | 解析されるパラメーターの最大数。ハッシュの脆弱性に対して保護するために使用されます。クエリーパラメーターと POST データの両方に適用されますが累積されません。たとえば、max-parameters の 2 倍をパラメーターの合計数とすることができます。 |
max-post-size | 10485760 | 許可される最大 POST サイズ。 |
no-request-timeout | 60000 | 接続がアイドル状態でいられる期間 (ミリ秒単位)。 この期間を超えると接続がコンテナーによって閉じられます。 |
read-timeout | ソケットの読み取りタイムアウトを設定します (ミリ秒単位)。読み取りに成功しないまま指定の時間が経過すると、ソケットの次の読み取りによって ReadTimeoutException が発生します。 | |
receive-buffer | 受信バッファーサイズ。 | |
record-request-start-time | false | リクエストの開始時間を記録し、リクエスト時間がログに記録されるようにするかどうか。パフォーマンスへの影響は小さいながら、ある程度の影響を与えます。 |
request-parse-timeout | リクエストの解析に費やすことができる最大時間 (ミリ秒単位)。 | |
resolve-peer-address | false | ホストの DNS ルックアップを有効にします。 |
security-realm | リスナーのセキュリティーレルム。 | |
send-buffer | 送信バッファーサイズ。 | |
socket-binding | リスナーのソケットバインディング。 | |
ssl-session-cache-size | アクティブな SSL セッションの最大数。 | |
ssl-session-timeout | SSL セッションのタイムアウト (秒単位)。 | |
tcp-backlog | 指定のバックログでサーバーを設定します。 | |
tcp-keep-alive | 実装に依存して TCP キープアライブメッセージを送信するようチャネルを設定します。 | |
url-charset | UTF-8 | URL の文字セット。 |
verify-client | NOT_REQUESTED | SSL チャネルの希望の SSL クライアント認証モード。 |
worker | default | リスナーの XNIO ワーカー。 |
write-timeout | ソケットの書き込みタイムアウトを設定します (ミリ秒単位)。書き込みに成功しないまま指定の時間が経過すると、ソケットの次の書き込みによって WriteTimeoutException が発生します。 |
次の属性は読み取り専用であり、undertow
サブシステムの統計が有効になっている場合にのみ使用できます。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
bytes-received | このリスナーによって受信されたバイト数。 | |
bytes-sent | このリスナーによって送信されたバイト数。 | |
error-count | このリスナーによって送信された 500 応答コードの数。 | |
max-processing-time | このリスナーのリクエストによる最大処理時間。 | |
processing-time | このリスナーによって処理されるすべてのリクエストの合計処理時間。 | |
request-count | このリスナーが対応したリクエストの数。 |
ajp-listener 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
allow-encoded-slash | false |
リクエストにエンコードされた文字 (例: |
allow-equals-in-cookie-value | false | 引用符で囲まれていないクッキー値のエスケープされていない等号記号を許可するかどうか。引用符で囲まれていないクッキー値に等号記号が含まれないことがあります。等号記号が含まれると、等号の前で値が終了します。残りのクッキー値は破棄されます。 |
always-set-keep-alive | true | 仕様が厳密に必要としない場合でも Connection: keep-alive ヘッダーが応答に追加されるかどうか。 |
buffer-pipelined-data | false | パイプライン化されたリクエストをバッファーするかどうか。 |
buffer-pool | default | AJP リスナーのバッファープール。 |
decode-url | true | true の場合、選択された文字エンコーディング (デフォルトでは UFT-8) を使用してパーサーが URL およびクエリーパラメーターをデコードします。false の場合はデコードされません。これにより、ハンドラーによる希望の文字セットへのデコードが可能になります。 |
disallowed-methods | ["TRACE"] | 許可されない HTTP メソッドのコンマ区切りリスト。 |
enabled | true | リスナーが有効であるかどうか。 |
max-ajp-packet-size | AJP パケットがサポートされる最大サイズ。変更する場合は、ロードバランサーとバックエンドサーバーで増やす必要があります。 | |
max-buffered-request-size | 16384 | バッファー済みのリクエストの最大サイズ (バイト単位)。 リクエストは通常バッファーされませんが、バッファーされる最も一般的なケースが POST リクエストの SSL 再ネゴシエーションを実行する場合です。 再ネゴシエーションを実行するには、POST データを完全にバッファーする必要があります。 |
max-connections | 同時接続の最大数。 | |
max-cookies | 200 | 解析されるクッキーの最大数。ハッシュの脆弱性に対して保護するために使用されます。 |
max-header-size | 1048576 | HTTP リクエストヘッダーの最大サイズ (バイト単位)。 |
max-headers | 200 | 解析されるヘッダーの最大数。ハッシュの脆弱性に対して保護するために使用されます。 |
max-parameters | 100 | 解析されるパラメーターの最大数。ハッシュの脆弱性に対して保護するために使用されます。クエリーパラメーターと POST データの両方に適用されますが累積されません。たとえば、max-parameters の 2 倍をパラメーターの合計数とすることができます。 |
max-post-size | 10485760 | 許可される最大 POST サイズ。 |
no-request-timeout | 60000 | 接続がアイドル状態でいられる期間 (ミリ秒単位)。 この期間を超えると接続がコンテナーによって閉じられます。 |
read-timeout | ソケットの読み取りタイムアウトを設定します (ミリ秒単位)。読み取りに成功しないまま指定の時間が経過すると、ソケットの次の読み取りによって ReadTimeoutException が発生します。 | |
receive-buffer | 受信バッファーサイズ。 | |
record-request-start-time | false | リクエストの開始時間を記録し、リクエスト時間がログに記録されるようにするかどうか。パフォーマンスへの影響は小さいながら、ある程度の影響を与えます。 |
redirect-socket | このリスナーが SSL でないリクエストをサポートし、リクエストが一致する必要がある SSL トランスポートに対して受信された場合、リクエストをここに指定されたソケットバインディングポートに自動的にリダイレクトするかどうか。 | |
request-parse-timeout | リクエストの解析に費やすことができる最大時間 (ミリ秒単位)。 | |
resolve-peer-address | false | ホストの DNS ルックアップを有効にします。 |
scheme | リスナースキーム (HTTP または HTTPS)。デフォルトでは、スキーマは受信 AJP リクエストから取得されます。 | |
send-buffer | 送信バッファーサイズ。 | |
socket-binding | AJP リスナーのソケットバインディング。 | |
tcp-backlog | 指定のバックログでサーバーを設定します。 | |
tcp-keep-alive | 実装に依存して TCP キープアライブメッセージを送信するようチャネルを設定します。 | |
url-charset | UTF-8 | URL の文字セット。 |
worker | default | リスナーの XNIO ワーカー。 |
write-timeout | ソケットの書き込みタイムアウトを設定します (ミリ秒単位)。書き込みに成功しないまま指定の時間が経過すると、ソケットの次の書き込みによって WriteTimeoutException が発生します。 |
次の属性は読み取り専用であり、undertow
サブシステムの統計が有効になっている場合にのみ使用できます。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
bytes-received | このリスナーによって受信されたバイト数。 | |
bytes-sent | このリスナーによって送信されたバイト数。 | |
error-count | このリスナーによって送信された 500 応答コードの数。 | |
max-processing-time | このリスナーのリクエストによる最大処理時間。 | |
processing-time | このリスナーによって処理されるすべてのリクエストの合計処理時間。 | |
request-count | このリスナーが対応したリクエストの数。 |
host 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
alias | ホストのエイリアスのコンマ区切りリスト。 | |
default-response-code | 404 | 設定した場合、サーバー上に要求されたコンテキストが存在しない場合に設定した応答コードが返信されます。 |
default-web-module | ROOT.war | デフォルトの Web モジュール。 |
disable-console-redirect | false | true に設定すると、このホストに対して/console リダイレクトが有効になりません。 |
filter-ref 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
predicate | predicate は交換を基に true または false の決定を行う簡単な方法です。多くのハンドラーには条件によって適用される要件があり、predicate は条件を指定する一般的な方法を提供します。 | |
priority | 1 | フィルターの順序を定義します。1 以上を設定する必要があります。同じコンテキスト下で数字が大きいほどサーバーのハンドラーチェインでの順序が早くなるよう指示します。 |
access-log 属性
管理 CLI を使用して access-log
要素を管理する場合、host
要素の settings
下で使用できます。以下に例を示します。
/subsystem=undertow/server=default-server/host=default-host/setting=access-log:add /subsystem=undertow/server=default-server/host=default-host/setting=access-log:read-resource
/subsystem=undertow/server=default-server/host=default-host/setting=access-log:add
/subsystem=undertow/server=default-server/host=default-host/setting=access-log:read-resource
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
directory | ${jboss.server.log.dir} | ログを保存するディレクトリー。 |
extended | false | ログが拡張されたログファイル形式を使用するかどうか。 |
pattern | common | アクセスログパターン。 |
predicate | リクエストをログに記録するかどうかを判断する述語。 | |
prefix | access_log | ログファイル名の接頭辞。 |
relative-to | 相対パスの起点となるディレクトリー。 | |
rotate | true | アクセスログを毎日ローテーションするかどうか。 |
suffix | log | ログファイル名の接尾辞。 |
use-server-log | false | ログが個別のファイルではなくサーバーログに書き込まれるかどうか。 |
worker | default | ロギングに使用するワーカーの名前。 |
single-sign-on 属性
管理 CLI を使用して single-sign-on
要素を管理する場合は、host
要素の settings
下で使用できます。以下に例を示します。
/subsystem=undertow/server=default-server/host=default-host/setting=single-sign-on:add /subsystem=undertow/server=default-server/host=default-host/setting=single-sign-on:read-resource
/subsystem=undertow/server=default-server/host=default-host/setting=single-sign-on:add
/subsystem=undertow/server=default-server/host=default-host/setting=single-sign-on:read-resource
配布されるシングルサインオンは、アプリケーションの観点からではこれまでのバージョンの JBoss EAP と変わりありませんが、JBoss EAP 7 では認証情報のキャッシュおよび配布の処理が異なります。JBoss EAP 7 で ha プロファイルを実行する場合、デフォルトではホストは関連するセッションおよび SSO クッキー情報が保存される独自の Infinispan キャッシュを持ちます。このキャッシュは Web キャッシュコンテナーのデフォルトキャッシュがベースになります。また、JBoss EAP はホストすべての個別のキャッシュ間で情報の伝搬を処理します。
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
cookie-name | JSESSIONIDSSO | クッキーの名前。 |
domain | 使用されるクッキードメイン。 | |
http-only | false | クッキーの httpOnly 属性を設定します。 |
path | / | クッキーのパス。 |
secure | false | クッキーの secure 属性を設定します。 |
location 属性
属性 | デフォルト | 説明 |
---|---|---|
handler | この場所のデフォルトのハンドラー。 |