第7章 アップグレード後のオーバークラウドのリブート
Red Hat OpenStack 環境のアップグレード後に、オーバークラウドをリブートします。リブートにより、関連付けられたカーネル、システムレベル、およびコンテナーコンポーネントの更新と共にノードが更新されます。これらの更新により、パフォーマンスとセキュリティー上のメリットが得られます。
ダウンタイムを計画して、以下のリブート手順を実行します。
7.1. コントローラーノードおよびコンポーザブルノードのリブート
以下の手順では、コントローラーノードと、コンポーザブルロールをベースとするスタンドアロンのノードをリブートします。これには、コンピュートノードと Ceph Storage ノードは含まれません。
手順
- リブートするノードにログインします。
オプション: ノードが Pacemaker リソースを使用している場合は、クラスターを停止します。
[heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ sudo pcs cluster stop
ノードをリブートします。
[heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ sudo reboot
- ノードがブートするまで待ちます。
サービスを確認します。以下に例を示します。
ノードが Pacemaker サービスを使用している場合には、ノードがクラスターに再度加わったかどうかを確認します。
[heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ sudo pcs status
ノードが Systemd サービスを使用している場合には、すべてのサービスが有効化されていることを確認します。
[heat-admin@overcloud-controller-0 ~]$ sudo systemctl status
- すべてのコントローラーノードおよびコンポーザブルノードについて、上記の手順を繰り返します。