5.5. コンテナー化されたサービスへの切り替え
Fast Forward Upgrade プロセスにより、特定の Systemd サービスがコンテナー化されたサービスに変換されます。/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/
からのデフォルトの環境ファイルを使用する場合には、この変換は自動的に行われます。
カスタム環境ファイルを使用してオーバークラウドのサービスを有効にする場合には、環境ファイルの resource_registry
セクションで、登録したコンポーザブルサービスがすべてコンポーザブルサービスにマッピングされていることを確認します。
手順
カスタム環境ファイルを表示します。
$ cat ~/templates/custom_environment.yaml
-
ファイルコンテンツの
resource_registry
セクションを確認します。 resource_registry
セクションのコンポーザブルサービスを確認します。以下の名前空間を使用するコンポーザブルサービス。OS::TripleO::Services
たとえば、以下のコンポーザブルサービスは、OpenStack Bare Metal サービス (ironic) API に関するものです。
OS::TripleO::Services::IronicApi
コンポーザブルサービスが Puppet 固有の Heat テンプレートにマッピングされているかどうかを確認します。以下に例を示します。
resource_registry: OS::TripleO::Services::IronicApi: /usr/share/openstack-triple-heat-template/puppet/services/ironic-api.yaml
コンテナー化バージョンの Heat テンプレートが
/usr/share/openstack-triple-heat-template/docker/services/
にあるかどうかを確認し、サービスをコンテナー化バージョンに再マッピングします。resource_registry: OS::TripleO::Services::IronicApi: /usr/share/openstack-triple-heat-template/docker/services/ironic-api.yaml
あるいは、
/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/
にあるサービスの更新された環境ファイルを使用します。たとえば、OpenStack Bare Metal サービス (ironic) を有効にする最新の環境ファイルは/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/services/ironic.yaml
で、ここにはコンテナー化されたサービスへのマッピングが含まれています。カスタムサービスがコンテナー化されたサービスを使用しない場合には、マッピングを Puppet 固有の Heat テンプレートのままにします。