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13.2. エミュレートされた Trusted Platform Module (TPM) デバイスをインスタンスに提供するためのコンピュートノードの設定

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クラウド管理者は、エミュレートされた Virtual Trusted Platform Module (vTPM) デバイスを持つインスタンスを作成できる機能をクラウドユーザーに提供できます。

クラウドユーザーが vTPM デバイスを持つインスタンスを作成できるようにするには、次のタスクを実行する必要があります。

  1. vTPM デバイスを持つンスタンスのサポートを有効にし、オーバークラウドをデプロイします。
  2. vTPM デバイスを持つインスタンスを起動するためのフレーバーまたはイメージを作成します。

前提条件

vTPM デバイスを持つインスタンスの制限事項

  • vTPM デバイスを持つインスタンスをライブマイグレーションまたは退避することはできません。
  • vTPM デバイスを持つインスタンスをレスキューまたは退避することはできません。
  • インスタンスには Q35 マシン種別が必要です。

13.2.1. vTPM デバイスを持つインスタンスのサポートの有効化

クラウドユーザーが vTPM デバイスを持つインスタンスを作成できるようにするには、インスタンスに対して vTPM デバイスを有効にするようにオーバークラウドを設定する必要があります。

手順

  1. Compute 環境ファイルを開きます。
  2. vTPM デバイスのサポートを有効にします。

    parameter_defaults:
      ComputeParameters:
        ...
        NovaEnableVTPM: True
  3. 更新内容を Compute 環境ファイルに保存します。
  4. その他の環境ファイルと共に Compute 環境ファイルをスタックに追加して、オーバークラウドをデプロイします。

    (undercloud)$ openstack overcloud deploy --templates \
     -e /home/stack/templates/overcloud-baremetal-deployed.yaml \
     -e /home/stack/templates/node-info.yaml \
     -e [your environment files] \
     -e /home/stack/templates/<compute_environment_file>.yaml

13.2.2. vTPM デバイス用のイメージの作成

オーバークラウドで vTPM デバイスを持つインスタンスの作成を有効にしたら、クラウドユーザーが vTPM デバイスを持つインスタンスを起動するために使用できる vTPM デバイスのインスタンスイメージを作成できます。

注記

フレーバーとイメージの両方で TPM デバイスモデルが指定されていて、2 つの値が一致しない場合、スケジューリングが失敗します。

手順

  1. vTPM デバイスの新しいイメージを作成します。

    (overcloud)$ openstack image create ...  \
     --property hw_tpm_version=2.0 vtpm-image
    注記

    TPM バージョン 1.2 はサポートされていません。

  2. オプション: 使用する TPM モデルを指定します。

    (overcloud)$ openstack image set \
     --property hw_tpm_model=<tpm_model> \
     vtpm-image
    • <tpm_model> を、使用する TPM デバイスのモデルに置き換えます。以下の有効な値のいずれかに設定します。

      • tpm-tis: (デフォルト) TPM インターフェイス仕様。
      • tpm-crb: コマンド応答バッファー。
    注記

    hw_tpm_version プロパティーが設定されていない場合、Compute サービスは hw_tpm_model プロパティーの設定を無視します。

検証

  1. vTPM イメージを使用してインスタンスを作成します。

    (overcloud)$ openstack server create --flavor m1.small \
     --image vtpm-image vtpm-instance
  2. クラウドユーザーとしてインスタンスにログインします。
  3. インスタンスが vTPM デバイスにアクセスできることを確認するには、インスタンスから次のコマンドを入力します。

    $ dmesg | grep -i tpm

13.2.3. vTPM デバイス用のフレーバーの作成

オーバークラウドで vTPM デバイスを持つインスタンスの作成を有効にしたら、クラウドユーザーが vTPM デバイスを持つインスタンスを起動するために使用できる 1 つ以上の vTPM デバイスフレーバーを作成できます。

注記

vTPM デバイスフレーバーは、イメージに hw_tpm_model プロパティーと hw_tpm_version プロパティーが設定されていない場合にのみ必要です。フレーバーとイメージの両方で TPM デバイスモデルが指定されていて、2 つの値が一致しない場合、スケジューリングが失敗します。

手順

  1. vTPM デバイス用のフレーバーを作成します。

    (overcloud)$ openstack flavor create --vcpus 1 --ram 512 --disk 2  \
     --property hw:tpm_version=2.0 \
     vtpm-flavor
    注記

    TPM バージョン 1.2 はサポートされていません。

  2. オプション: 使用する TPM モデルを指定します。

    (overcloud)$ openstack flavor set \
     --property hw:tpm_model=<tpm_model> \
     vtpm-flavor
    • <tpm_model> を、使用する TPM デバイスのモデルに置き換えます。以下の有効な値のいずれかに設定します。

      • tpm-tis: (デフォルト) TPM インターフェイス仕様。
      • tpm-crb: コマンド応答バッファー。TPM バージョン 2.0 とのみ互換性があります。

        注記

        hw:tpm_version プロパティーが設定されていない場合、Compute サービスは hw:tpm_model プロパティーの設定を無視します。

検証

  1. vTPM フレーバーを使用してインスタンスを作成します。

    (overcloud)$ openstack server create --flavor vtpm-flavor \
     --image rhel-image vtpm-instance
  2. クラウドユーザーとしてインスタンスにログインします。
  3. インスタンスが vTPM デバイスにアクセスできることを確認するには、インスタンスから次のコマンドを入力します。

    $ dmesg | grep -i tpm
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