12.6. ビルドトリガー
ビルドトリガーは、ソースコントロールのプッシュ、Webhook 呼び出しの作成 など、トリガー条件が満たされるとビルドを呼び出します。
12.6.1. ビルドトリガーの作成
次の手順に従って、カスタム Git リポジトリーを使用してビルドトリガーを作成します。
以下の手順は、config.yaml
ファイルに Github 認証情報が含まれていないことを前提としています。
前提条件
- リポジトリーの Builds ページに移動している。
手順
- Builds ページで、Create Build Trigger をクリックします。
- Github、BitBucket、Gitlab などの目的のプラットフォームを選択するか、カスタム Git リポジトリーを使用します。この例では、Github のカスタム Git リポジトリーを使用しています。
-
カスタム Git リポジトリー名を入力します (例:
git@github.com:<username>/<repo>.git
)。Next をクリックします。 プロンプトが表示されたら、次のオプションのいずれかまたは両方を選択して、タグ付けオプションを設定します。
- Tag manifest with the branch or tag name。このオプションを選択すると、ビルドされたマニフェストにブランチの名前または git コミットのタグがタグ付けされます。
Add
latest
tag if on default branch。このオプションを選択すると、リポジトリーのデフォルトブランチでビルドが行われた場合に、ビルドされたマニフェストに latest がタグ付けされます。オプションで、カスタムのタグ付けテンプレートを追加できます。ここに入力できるタグテンプレートは複数あります。短い SHA ID、タイムスタンプ、作成者名、コミッター、コミットからのブランチ名をタグとして使用することもできます。詳細は、「ビルドトリガーのタグ命名」を参照してください。
タグ付けを設定したら、Next をクリックします。
- プロンプトが表示されたら、トリガーの呼び出し時にビルドする Dockerfile の場所を選択します。Dockerfile が git リポジトリーのルートにあり、Dockerfile という名前が付けられている場合は、Dockerfile パスとして /Dockerfile を入力します。Next をクリックします。
-
プロンプトが表示されたら、Docker ビルドのコンテキストを選択します。Dockerfile が Git リポジトリーのルートにある場合は、ビルドコンテキストディレクトリーとして
/
を入力します。Next をクリックします。 - オプション: 任意のロボットアカウントを選択します。これにより、ビルドプロセス中にプライベートのベースイメージをプルできます。プライベートベースイメージが使用されていないことを把握している場合は、この手順を省略できます。
- Next をクリックします。検証の警告がないか確認します。必要に応じて、Finish をクリックする前に問題を修正します。
トリガーが正常にアクティベートされたという警告が表示されます。このトリガーを使用するには、以下のアクションが必要になることに注意してください。
- 以下の公開鍵に git リポジトリーへの読み取りアクセス権を与える必要があります。
ビルドをトリガーするには、リポジトリーを
POST
に設定する必要があります。SSH 公開鍵を保存し、Return to <organization_name>/<repository_name> をクリックします。リポジトリーの Builds ページにリダイレクトされます。
Builds ページに、ビルドトリガーが表示されます。以下に例を示します。
12.6.2. ビルドの手動トリガー
次の手順を使用して、ビルドを手動でトリガーできます。
手順
- Builds ページで、Start new build をクリックします。
- プロンプトが表示されたら、Invoke Build Trigger を選択します。
Run Trigger Now をクリックして、プロセスを手動で開始します。
ビルドが開始したら、Repository Builds ページでビルド ID を確認できます。